ウェブデザイン技能検定3級に合格した話

どうも、かざみです
先日、といっても大分時間が経ってしまいましたが、令和6年の第2回ウェブデザイン技能検定3級に合格しましたのでそれまでの経緯についてとまとめました

ウェブデザイン検定について

Webデザイン検定とは、ウェブデザインに関する知識・技能、実務能力を測る国家資格です
等級は1~3級まで存在し、どの等級も学科試験・実技試験それぞれ70%以上正答することで合格になります
受験資格に関しては3級の場合は誰でも受験できますが、2級と1級は実務経験や学校卒業、あるいは一つ下の等級を合格していることが条件になります

受験までの経緯

ITに関する経歴は応用情報の方に記載しているため省略しますが、当資格の受験はIT系の資格の中でも比較的取得しやすく、かつウェブ系の業務に関心があったことがきっかけです

また、上位等級を受験するための条件である実務経験や学校卒業が該当するか怪しいため、等級の低い資格から取っていくのが一番手っ取り早いと思い3級を受験しました

学習教材

改訂版 ウェブデザイン技能検定 3級 過去問題集

ITとHTML・CSSの知識が少しあれば、テキストはこれ1冊で十分だと思います
内容としては学科・実技試験それぞれ5年分の問題と解説が載っており、テキストの内容が概ね理解できていれば、合格ラインまで得点を取ることは可能です

その反面、問題集ということで知識を学ぶ用途には使いにくいです
それでも自分の場合は特に参考書は用意せず、とりあえず問題を解いて分からなかった内容は都度確認するスタンスで知識を習得していました

特にHTML・CSSなどは全く知らない人はこのテキストを学習する前に書籍やYoutubeである程度の基礎は学んでおくことをオススメします

公式過去問

直近3回の過去問は公式サイトで公開されています
上記のテキストだと新しくシラバスに追加された分野に対応しきれていないため、直近の傾向を把握するためにこちらも利用しました

試験対策

学習期間

試験日が8/26に対して学習を始めたのは8月初週頃ですが、お盆中は帰省等でのんびりしていたので、期間としては約3週間です
その期間中は平日1h、休日2~3hほどのペースで進めていたため、トータルの学習時間は約30時間です

学科対策

基本的にテキストの過去問をひたすら解いて、間違えた問題から知識を習得するを繰り返し行っていました
試験範囲の知識を網羅的に学べるわけではありませんが、学科試験は過去問から同じ問題が何問か再出するため、それらの問題や類似する問題を落とさなければ合格ラインは狙えます

また、HTML・CSSに関する問題は25問中10問前後と高い割合で出題されるため、別途テキストを用意して入念に学習するのも良いと思いました

実技対策

実技も学科同様に
実技はHTMLやディレクトリを直接編集してウェブサイトを構築していくため一見難しそうですが、パターンさえ覚えてしまえば非常に簡単です

パターンとしては、ファイルの移動、色の変更、背景画像の配置、段落やリストの作成、といったものがあり、設問が微妙に違うだけでやることはほぼテンプレ化しています
HTML・CSSを書き換える必要があるため一見難しそうですが、必要な知識・技術はかなり限定的のため、数回分の過去問を解けば把握できると思います

また、問題は6問中5問を解けば良いため、苦手な問題がある場合は避けることも可能です
このような親切設計もあるため、実技試験は早めに対策を終えて学科試験対策に時間を割いた方が良いと思います

試験当日

実技試験

実技試験から始まりましたが、ほとんど過去問通りの内容で分からない部分も無かったため、予想通りの結果でした
ちょっとしたトラブルとしては、画像ファイルを閲覧するためのソフトが試験用PCに入っていませんでした
あれこれ試しているうちにFirefoxを使用することで問題なく閲覧できましたが、Firefoxの機能については試験当日初めて知りました

学科試験

続いて学科試験ですが、過去問で解いた問題が大半を占めていたため、そこだけでも7割は固かったです
ただ、それ以外の問題に関しては結構苦戦し、実技のように完答は狙えない状態でした
試験を通じて通信とCSSに関する分野がウィークポイントだった印象です

試験結果

試験日から約一ヵ月に合格発表があり、学科・実技ともに合格していました
得点は公表されないためどれくらい取れたかまでは分かりませんが、筆記の自己採点は21/25だったので、概ね想定通りだったのかと思います

おわりに

改めて振り返ると余裕こいた対応が多かったですが、受験や遠征の費用が結構かかっていたため、合格するまでは結構プレッシャーを感じてヒヤヒヤしていました

試験の難易度的にウェブデザインの仕事ができるほどの知識・技術が習得できたとはいえないため、今回の合格を足掛かりに上位等級の受験も目指したいと思います