iOSDC 2020に参加したので感想
全2.5日、参加した感想です。
よかった発表
Xcode Previews でUIKitベースのアプリ開発を効率化する
- 表題からびっくりして、そのままびっくりしたままだった、明日から真似したい内容
- 機能ごとにframeworkを切っている点も開発の風通しがよさそうで良かった
- これだけでもiOS13以下を積極的に切っていく
強い方便動機づけになりそう
iOSアプリ開発のためのThe Composable Architectureがすごく良いので紹介したい
- TCAがいいぞ、という話を以前より知人から聞いていたので楽しみにしてた
- 単方向なので割と理解しやすかった、プロダクトでもチャンスがあれば使用してみたい
- ReactorKitにも近似性ありそう、同じようなことを言っている人もちらほら観測した
- Reduxっぽいと言っている人もいた
- Combineと相性良さそうな点もよかった
SwiftUI時代の Functional iOS Architecture
- 頑張って聴いてたけど、今年もわからなかった😇
- 圏論学んでくぞ、という強い気持ちが生まれた
そろそろCombine
- あまりCombineキャッチアップしてなかったのでこちらも楽しみにしてた
- やはり、RxSwift(Cocoa) ≒ Combine って思ってよさそう、という大雑把な感想
- 今後Back Pressureなど細かな差異を拾っていく作業が必要そう
- yimajoさんのCombine本 を読みます(積んでる場合じゃなかった)
Swiftで始める静的解析
- 静的解析したいなと思ってたのでタイムリーでした
- 内容もビギナー向けに丁寧に解説してくれてて分かりやすかった
その他、思ったこと
- やっぱりリジェクトネタは盛り上がる
- TCAとても良さそう
- 動画の質が高く、例年よりわかりやすく感じた
- 気軽にスクショが撮れるので、あとから見返すのにも便利だった
- オフラインだと席配置によってスライドが見えづらかったり、聞こえづらかったりすることもあるので、有難い
- LT、生にこだわったことで運営の意図通りライブ感(語彙力)を損なわかったのではないかと思う
- LT、もっと詳しく聴きたい!と思える発表が多かった
- スマートキー自作するやつとか(フィアットパンダかわいいですね) https://note.com/saiten/n/n7ba60f5a7c22
- 「連絡先」はおっかない
- アプリ譲渡も大変、胃が痛くなりそう
- Discordをあまり活用できなかったのは少し心残り
- ノベルティの充実度がすごい
- オンライン開催だと疲れにくいかも、例年より発表に集中できた気がする
- 未聴の発表、いくつか後追いで聴きたいものもあり、しばらく楽しめそう、まだ私のiOSDCは終わっていません
今年のオンライン開催について
(デスク周りの写真。「最終日を全力で楽しむ」という意気込みが現れた一枚)
私自身は、何度かiOSDCに参加していて(確か最初の参加はサイバー社で行ってた頃)、
今年はコロナ禍の中、初のオンライン開催という形で、どのような会になるのか気になっていました。
実をいうと、なんとなく今年は参加を見送ろうかと思っていて、チケットも8末ギリギリに購入した口で、周り(主にtwitter界隈)の熱量とは差があることを感じつつのスタートでした。
ですが、結果的には今まで参加したiOSDCの中で一番満足度が高かったな、と感じています。
寄与した事象として、やはりオンライン上での発表の方が内容を把握しやすい、というのは大きかったです。
ただ、それ以上に登壇者や参加者の距離を(むしろオフライン開催時よりも)縮めるような仕掛けが多数用意されていて、それが上手くハマったのかなと感じています。
特にニコ動のコメントは、皆さんの反応がダイレクトに感じられてとても良かったです。
次回の開催がオフラインになるか、現時点では判断できないかと思いますが、今年の良さも活かしつつ、よりアップデートされることを楽しみにしたいと思っています。
(毎回着実にアップデートされているなと感じています、イベント運営 / スポンサー / 登壇者 / 参加者それぞれの積み上げ、頑張りのたまものだなと思ってます)
最後に、iOSDCのポリシーについて
(クロージングの様子)
ここからは、できるだけ批判的な物言いにならないようにはしたいのですが、
あくまで個人的な印象として、
今まではiOSDCに対して少し学祭ノリというか、うまく言語化できないけれど、自分が少し得意じゃないなー、と感じる独特の雰囲気??を(若干ですが)抱いていました。
ただ、そこには運営チームの思いがあることを、今回クロージングで知る事ができてよかったです。
「誰でも楽しめる場」を作りたい、というシンプルだけど難しいポリシーに対して、真摯に向き合ったからこその今のiOSDCの形なんだな、と腑に落ちた思いです。
改めて、運営、スポンサー、登壇者、参加者の皆さんありがとうございました、そしてお疲れさまでした。
次回開催も楽しみにしています。そして次こそは登壇したいですね(今年はCfPすら出してないので言う資格もないですが...)
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