RomeからPrettierに移行する
はじめに
2023 年 8 月 29 日現在、Rome の開発は止まったようです。
Biomeが後継になるようです。
これを機にフォーマッターを Prettier に乗り換えたので、手順を残していきます!(備忘録)
手順
Rome をアンインストール
以下のコマンドを入力して Rome をアンインストールします。
npm uninstall rome
以下も行なっていきます
- 拡張機能も削除します。「ワークスペースの推奨事項に追加」している場合は、ワークスペースの推奨事項から削除。
- package.json の scripts に Rome の記述がある場合は削除。
- .github/workflows に Rome の記述を記述がある場合は削除。
- devcontainer.json に Rome の記述を記述がある場合は削除。
- settings.json に Rome の記述を記述がある場合は削除。
- extensions.json に Rome の記述を記述がある場合は削除。
- rome.json を削除。
Prettier をインストール
以下のコマンドを入力して Prettier をインストールします。
npm install --save-dev --save-exact prettier
.prettierrc.json を作成します。
echo {}> .prettierrc.json
.prettierrc.json の中に Prettier の設定を記述していきます。設定についてはこちらをご覧ください。私は以下で設定しました。
{
"arrowParens": "always",
"bracketSameLine": false,
"bracketSpacing": true,
"jsxSingleQuote": false,
"printWidth": 80,
"semi": true,
"singleQuote": false,
"trailingComma": "all",
"tabWidth": 2,
"useTabs": false
}
以下を実行して既存のファイルのフォーマットします。
npx prettier . --write
拡張機能インストール&設定
Prettier の拡張機能をインストールします。あわせて「ワークスペースの推奨事項に追加」「devcontainer.json に追加」も行います。
設定(command + ,)から「formatter」と検索します。「default Formatter」で Prettier を選択します。
設定(command + ,)から「format on save」と検索します。「Format On Save」にチェックを入れます。
settings.json がある場合、それぞれの設定の左横の歯車マークを押して「JSON として設定をコピー」を押し、settings.json に貼り付けます。
eslint-config-prettier をインストール
以下を実行します。
npm install --save-dev eslint-config-prettier
.eslintrc.*
という名前のファイルのextends
に"prettier"
を追加します。
extends: ["prettier"],
package.json にコマンド追加
ここは任意ですが、package.json にコマンドを追加します。
npm run prettier
が Prettier によるフォーマットのチェックで、npm run prettier . --write
が Prettier のフォーマットを実行します。
{
"scripts": {
// ...
"prettier": "prettier . --check",
"prettier-fix": "prettier . --write"
// ...
}
}
最後に
Rome から Prettier への乗り換え手順をまとめてみました。
どなたかの一助になれば幸いです。🙇
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