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データ分析・データ基盤関連の書籍
はじめに
私はデータベースエンジニアです。
データ基盤構築、データ分析に興味があり書籍を読んでスキルアップを目指しています。
本記事では、読んだ書籍について私が得た教訓をご紹介していきたいと思います。
データ分析失敗事例集: 失敗から学び、成功を手にする
この書籍では、実在する会社名はあげていませんが、データ分析者の経験をフィクションとして再構成して、具体的なデータ分析事例として紹介されていました。フィクションとはいえ、広告会社やECサイト運営会社、データ分析者などが登場するので、実際に自分の身にも起こり得るだろうなぁと想像しながら読み進めることができました。
私が実務でも活かせそうだと感じた点は以下の通りです。
- ビジネスにおける意思決定で失敗しないデータ分析とは、勝てる勝負しかしないこと。
- 結果ありきの分析を引き受けるときは、引き受ける前にデータを預かるなどして仮説を検証してしまい、結果が肯定できるとわかってから引き受けること。
- 立てた仮説が肯定できない場合のリスクは自分が引き受けることにもなるので、コストはかさむ。このような案件はやるべきことの八割は完了しており、あとは体裁を整えるだけになっていることが多い。
- データ分析での成功とは、依頼者が分析者の経験を自分のものにすること。自分がしたかった分析を分析者が代わりにやってくれたのだから、その経験を十分に吸収することがデータ分析で失敗しない唯一の方法。
避けたいデータ分析依頼
- 分析において「儲かる」「売上が上がる」「コストが下がる」など具体的な目標数値がターゲットにされているもの。
- 分析は、PDCAでいればPlanとCheckの段階であり、DoやActionの段階でではない。
- 分析はわからないことがあるから分析をするのであって、ビジネス上立てた目標の達成は、目標を上げ遂行する人物やチームに責任がある。
実際に実務でもデータ分析を担当できるようになれば、再度読み直したい一冊でした。
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