😸

Python - 例外処理はなぜ必要ですか?

に公開

そもそも例外とは何ですか?

Pythonで発生するエラーは、大きく2種類に大別されます。

  • 構文エラー(syntax error)
  • 例外(exception)

構文エラー

  • 概要: 文法の間違い(を知らせるための通知)
  • 検出タイミング: プログラムの実行前
  • レベル: 致命的。そもそもプログラムが実行できない

例外

  • 概要: ある処理をしようとして、できなかったこと(を知らせるための通知)
  • 検出タイミング: プログラムの実行後
  • レベル: ピンキリ

例外処理とは何をすることですか?

例外が発生した際、送られてくるのは単なる通知なので、必要に応じて何かしらの処理を書いたりします。

「送られてくる例外を想定し、事前に何かしらの処理を書いておく」

ことが例外処理です。

改めて、例外処理はなぜ必要ですか?

「ある処理をして、できなかった」

からといって、即座にプログラム全体を止めなければならないかというと、そうでもありません。

例えば、

「ファイルを読み込もうとしたけど、ファイルがなかった」

ときに、せっかく起動したプログラムが停止してしまったら、ストレスを感じることでしょう。

このようなときはプログラムを終了させずに、ユーザーに通知するだけにして、再度操作を促す方が使い勝手が良いプログラムと言えます。

また、途中でプログラムが停止してしまっては困る場合、安全に停止するために例外処理を書いておくこともあります。

まとめ

例外処理をうまく使うことで、使いやすくしたり、安全に使えるプログラムを作ることができます。

参考

https://docs.python.org/ja/3/tutorial/errors.html

Discussion