JITERAを使って映画レビューアプリを作ってみた!
今回はJITERAを使って映画レビューアプリのデザインを変更してみたので、紹介したいと思います。
本記事では、JITERAとは何か?から、実際の開発手順を紹介します。
JITERAとは
JITERAは、AIを活用してソフトウェア開発を自動化するプラットフォームです。
JITERAを使用することで、エンジニアがコードを書くことなく、プロダクトマネージャーが作成した要件定義やデザインデータを基に、データベース、ビジネスロジック、API、フロントエンド、バックエンドのコードを自動生成し、Webやモバイルアプリケーションを迅速に構築することができます。
さらに、既存のコードやデザインデータをインポートし、AIがそれを解析して設計書を自動生成する機能も備えており、大規模なプロジェクトでも全体の把握が容易になります。
これにより、従来のシステム開発と比べて、開発時間とコストを大幅に削減しながら、プロジェクトの生産性と品質を向上させることができます。
JITERAを活用することで、従来の開発手法と比較して3倍以上のスピードで開発を行うことができます。
JITERAを使った開発手順
ユーザーが必要な操作はインプットをするのみで、あとの処理は全てJITERAがやってくれます。
まず初めにインプットが必要になりますが、インプットは「要件定義」「Figmaデザイン」「既存プロジェクト」の3つに対応しています。
今回は、Figmaデザインをインポートするパターンで紹介をしていきます。
1.プロジェクトの作成
まずは、プロジェクトの作成をします。
各項目は次のように設定を行いました。
Project Name = moviereviewapps
Backend Framework = Ruby on Rails
Frontend Framework:Next.js
2.FigmaデザインをJITERAへインポート
作成したFigmaデザインをJITERAへインポートをしてみます。
簡単にインポートすることができました。
Figmaで作成したデザインを直接インポートすることができるのもJITERAの特徴の一つです。
3.要件定義
インポートが完了するとAIが自動でユースケース(要件定義)を生成します。
ここでは、システムとユーザー間の相互作用を記述・定義するための要件分析で、ユーザーとシステムの特定の相互作用シナリオを整理し、アクターの行動とそれに対するシステムの応答をまとめます。
以下の情報も併せて出力がされます。
- Actor
- Preconditions
- Main Flow ←こちらがメインの流れになります。
- Alternative Flows
- Postconditions
情報を確認し、生成したいユースケースを選択し生成を開始します。
4.設計
JITERAは、ユースケースからチケット(開発タスク)を生成し、それを複数のユーザーストーリーに分割します。
その後、データベースやビジネスロジック、API、コードの作成に必要な最小の開発タスクにさらに分割します。
データベース
テーブル設計の確認・修正ができます。
AI によって生成されたテーブルおよびリレーションが表示されます。テーブル、カラム、リレーション、インデックス等あらゆる単位で追加および削除が可能です。
ビジネスロジック
実際のプログラムのモジュール等の元になる処理設計情報を参照することができます。
ビジネスロジック設計についても、直接画面上で編集が可能です。
API
生成された API 設計の一覧では、エンドポイント、メソッド、パラメータ、などの一般的なRestAPI設計の内容が出力されます。
API設計についても、直接画面上で編集が可能です。
5.コードを生成
チケットを元に生成されたデータベースのER図やビジネスロジック、APIの設計結果を確認します。
これらの設計を元にコードを生成させます。
コードは自動で生成されますが、必要に応じて任意のコードに修正することもできます。
6.デプロイ
コードをマージし、動作環境にてデプロイし稼働させます。
JITERAのポイント3つ
JITERAのポイントとして以下の3つにまとめました。
- 要件定義のインポートだけで生成AIがシステムを自動で設計
- Figmaデザインのインポートだけで生成AIが自動で設計
- 既存プロジェクトのインポートだけで生成AIが自動で設計
1つずつ見ていきます。
要件定義のインポートだけで生成AIがシステムを自動で設計
要件定義をJITERAに入力することで、システムの設計が自動で行われ、データベース、ビジネスロジック、APIが自動生成されます。AIの設計が理想と異なる場合は、手動で修正が可能です。
従来のシステム開発では、要件定義を基にエンジニアが手作業で設計やコーディングを行いますが、JITERAではこれらの工程が自動化されるため、開発時間が大幅に短縮され、エラーのリスクも軽減されます。
Figmaデザインのインポートだけで生成AIが自動で設計
Figmaのデザインデータをインポートすると、AIがそのデータを解析して要件定義を自動で出力し、データベース、ビジネスロジック、APIが作成されます。
最終的に、フロントエンドとバックエンドのコードが自動生成されます。
従来のシステム開発では、デザインデータをもとにエンジニアが手動で要件定義を行い、その後、データベース設計やコードの作成を進める必要がありますが、JITERAではこれらの工程が自動化されるため、開発プロセスが迅速かつ効率的です。
既存プロジェクトのインポートだけで生成AIが自動で設計
GitHubリポジトリから既存のアプリケーションのコードをJITERAにインポートすると、JITERAが自動で設計書を生成し、大規模プロジェクトでも全体を把握しやすくなります。
従来のシステム開発では、エンジニアが手作業でコードを解析し、設計書を作成する必要がありますが、JITERAではこのプロセスが自動化されるため、時間と労力が大幅に削減されます。
JITERAの注意点
JITERAを利用する際には次のような点も理解しておくとよいでしょう。
- カスタマイズの制限がある
- 最適化をするにはある程度の知識が必要
自動生成されるコードは便利ですが、複雑なカスタマイズや特殊な要件には対応しきれないことがあります。特に、高度なロジックが必要な場合は、手動での修正が求められます。
また、コードは常に最適化されているわけではありません。大規模なアプリケーションでは、パフォーマンスや効率性の観点から手動で最適化する必要がある場合があります。
何れにしても、コードを理解し手動で修正ができると活用の幅が広がります。
まとめ
JITERAを活用することで、これまで多くの時間とコストがかかっていたアプリ開発のプロセスが大幅に効率化され、短期間で高品質なアプリを開発できるようになりました。
また、JITERAは導入実績も豊富でサポートチームの体制も整っています。
アプリ開発を検討しているけど、社内にノウハウがなく何からしてよいかわからない・・・と、お困りの方は、株式会社JITERAへ相談してみるとよいかもしれませんね!
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