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Typst小技
この記事は一関高専 Advent Calendar 2024 18日目の記事です。
Typstの小技
日々使用していて躓いたときの解決策を載せておく。
表のタイトルを表の上部に表示する
表のキャプションは表の上部に表示したい。
#show figure.where(
kind: table
): set figure.caption(position: top)
#figure(
caption: "数のリスト",
supplement: "表",
table(
columns: 3,
inset: 10pt,
[x], [y], [z],
[1], [2], [3]
)
)
いちいち#figureするのがめんどい
関数を定義すればいいじゃない。
#let ftab(capt, col, sup: "表", ..body) = {
[#figure(
caption: capt,
supplement: sup,
table(
inset: 10pt,
columns: col,
..body
)
)]
}
#ftab(
"数のリスト",
3,
[$x$], [$y$], [$z$],
[1], [2], [3]
)
l,c,rを使ってalignを設定する
pillarパッケージを使う。便利。
#import "@preview/pillar:0.3.0"
#ftab(
"数のリスト",
3,
[$x$], [$y$], [$z$],
table.hline(),
..pillar.cols("l|c|r"),
[101], [232], [311]
)
数式を括弧つき番号で引用する
通常数式を引用すると式1のように括弧がなく読みにくい。
numbering.with
を使う。
#set math.equation(numbering: numbering.with("(1.1)"), supplement: "式")
$ pi = 3.14159265 dots $<pi>
@pi は円周率の定義である。
複数行にわたる数式に番号を振る
&記号を使用すると数式内の記号の位置を揃えられる。が、各行の数式に番号を振ることができない。
これを解決するのがequateパッケージ。すばらしい。
#import "@preview/equate:0.2.1": equate
$ pi &= 3.14159265 dots #<pi> \
e &= 2.71828182 dots #<napier> \
$<const>
@const に各種定数を示した。@pi は円周率、@napier はネイピア数である。
参考文献を直書きする
主にレポート作成時に参照するのが大変。そんなときはbxbibwriteを使う。
import "./bxbibwrite.typ":*
#show: use-bib-item-ref.with(numbering: "[1]")
スゴイ論文@bib1 や もっとスゴイ論文@bib2 によると、
#bibliography-list(title:"参考文献")[
#bib-item(<bib1>)[某有名教授. スゴイ論文, 2024]
#bib-item(<bib2>)[某有名教授. もっとスゴイ論文, 2024]
]
おわり
良きTypstライフを。
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