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Googleアカウントからまとめてメール送信
概要
Googleのメールアカウント(Gmail、Google Workspace)からメールをまとめて送信するツールです。
たくさんの人にメールをまとめて送信したい時にBccを使って配信することがありますが、Bccは迷惑メール扱いになりやすいのと、BccとCcを間違って事故を起こしてしまうケースもあります。
また、Bccの場合メール本文が全員同じになるため、宛先の方の名前を入れられません。メール本文に自分の名前が入っていた方が「その他大勢扱い」ではなくなるので印象が良くなります。
このツールを使うと、本文に相手方の名前を入れつつBccではなくToに宛先をいれて送るので迷惑メール扱いされにくくなります。
Googleスプレッドシートに情報を入力して使うようになっていますので、どなたでも使えます。
2024.11.02追記
バージョンアップして、以下の機能を追加しました。
- ccとbccを個別に設定できるようにしました。
- PDFの添付ファイルをそれぞれにつけられるようにしました(現時点ではPDFに限定しています)。
- 送信前に送信元アドレスを確認するダイアログを表示するようにしました。
- 送信元アドレスを指定できるようにしました。指定できるメールアドレスは、Googleアカウントのエイリアスに設定されているアドレスのみです。詳しくは、Google公式のヘルプ「別のアドレスやエイリアスからメールを送信する - Gmail ヘルプ」をご覧ください。
こんな時に使えます
- 複数の方にまとめてメール送信したい場合
- それぞれの宛先に通知する内容が異なる場合
使い方
- 設定シートのコピーを作成します。以下のリンク先をクリックするとシートのコピー画面が表示されます。コピーは最初の一回だけでOKですので、継続して利用する場合はコピーしたシートを使ってください。
コピーする時に以下のメッセージが表示されていることを確認してください。Apps Scriptの添付が必要です。
- メール本文をGoogleドキュメントを作成します。本文には最大3つまで埋込文字列(相手先の会社名や担当者名など)を入れることができます。文字列を入れたいところに"{埋込1}"のように記述してください。{埋込1}、{埋込2}、{埋込3}の3種類が利用できます。詳しくはこちらのサンプルをご覧ください
- シートに、以下の内容を記入します。
- 送信者名:From(送信元)に表示される名前です。
- 送信者アドレス:From(送信元)に表示されるメールアドレスです。 空にしておくと送信操作を行ったGoogleアカウントのアドレスになりますので、通常は空のままで構いません。 他のアドレスを指定したい場合でも指定できるメールアドレスは、Googleアカウントのエイリアスに設定されているアドレスのみです。詳しくは、Google公式のヘルプ「別のアドレスやエイリアスからメールを送信する - Gmail ヘルプ」をご覧ください。
- 件名:メールの件名
- ドキュメントURL:上記2で作成したメール本文のドキュメントのURL(読み取りができればOKです)。
- 送信先リストのシートに宛先(To,Cc,Bcc)埋め込みたい文字列、添付ファイルのURLなどを入力します。
- TOのアドレスは入力必須です、それ以外は必要に応じて入力します。
- 埋め込みたい文字列は、セルの中で改行すると改行も本文に反映されます。
- 添付ファイルはGoogle Driveにアップロードして、そのURLを指定してください。送信するアカウントがアクセス可能であればOKです。
入力例
- 送信するアドレスの左側のチェックボックスにチェックを入れます。チェックが入っている送り先へのみ送信処理を行います。
- メニューの「拡張メニュー」から「メール送信」を選択してください。
- 「送信完了しました」のメッセージが表示されたら終了です。送信処理が終わった送信先のチェックボックスは自動的にオフになります。
お読みください
- 送信元アドレスは操作したGoogleアカウントのメールアドレスになります。これは変更できませんので、ご注意ください。
- メール本文として送れるのは文字だけで、画像や図形、表などは送れません。文字の装飾(色を変える、下線をつけるなど)もできません。
- 必ず、自分のメールアドレス宛に配信テストを行なってからご利用ください。
- 言うまでもありませんが、スパム(迷惑)メールや公序良俗に反するメールの配信には利用しないでください。
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