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生成AIを使った議事録やスライドの作り方のアイデア

2025/01/03に公開

はじめに

この記事は「生成AIを使って議事録やスライドを作るならどのサービスを利用するのが良いか?」という問いに対して、現時点(2025.1.3)で筆者が考えたことのメモです。当然ながら色んな意見があるものとは思いますのであくまでも「現時点で筆者はこう考える」というものになります。もしかすると明日になったら変わっているかもしれません。

結論

結論としては以下の通りです。

全体的な考え方

当然ながら生成AIに対して「議事録作って」「スライド作って」とだけ投げ掛けても生成AIは何もできません。どんなものを作りたいかの最終ゴールのイメージとそこに必要な素材を与えなければいけません。
ただ、生成AIの良いところは最終ゴールをどのようにしたらいいか、どんな素材を用意すればよいか?の部分から手伝ってくれるところです。何が決まっていて、どこを任せたいのか?を明確に指示することで生成AIに効率的に仕事をさせることができます。

なぜChatGPTか?

生成AIは群雄割拠の状態で単純にこれが良いと決めるのは難しいのですが、今回ChatGPTにした理由はChatGPTに関する情報量が多いこと、アップデートが多くてアップデートに関する情報も手に入りやすいことから生成AI界隈に詳しくない方であればChatGPTが良いと考えました。もちろん、自分で情報を集めて自分で何が良いか?を自分で判断できる方であればChatGPT以外を選ばれるかもしれませんが、そもそもそういう方はこの記事の対象外なので、それぞれで自分の思うようにやっていただければ結構かと思います。

https://chatgpt.com/

また、無料の範囲では限界があるので、ここでは原則として有償で(課金して)使うことを想定しています。
ChatGPTを選んだもうひとつの理由は、汎用の生成AIで議事録やスライドを作成すること以外の目的にも使えるからです。仮にこれらの目的に限定するのであれば、プレゼンテーションを作成するのに特化したGamma (ガンマ) や Canva のAI機能を使うなど専用サービスに課金して利用するという考え方もあります。どちらが良いかは使う人次第ですし、お金に余裕があるのなら全部に課金するという考え方もあるかなと思います。

https://gamma.app/ja

https://www.canva.com/

キャンバスモードとは

キャンバスモードとは、ChatGPTのモードのひとつでひとつのドキュメントをChatGPTと共同編集するように作業を進められるモードで、資料を作ったりプログラムを書いたりするのに便利です。
キャンバスモードでは、ChatGPTにドキュメントやプログラムを作らせることはもちろん、人間が直接編集することもできるのがポイントです。

ドキュメント作成が進んでいくと変更や修正したい部分が細かい点になっていきます。そういった細かい変更や修正を生成AIに指示してやらせるのはむしろ手間で、人間が直接編集した方が早い場合もあります。キャンバスモードならChatGPTが作ったものに手を加えられるので細かい変更や修正がやりやすいのです。

また、チャットでのやりとりではなくひとつのドキュメントを更新しながら進めるので、どこが変わったかが認識しやすいのもポイントです。

https://www.m3.com/news/open/iryoishin/1237809

対話的に使う

これは議事録やスライドに限らずですがチャット型生成AIを使いこなすポイントは「対話的に使う」というところにあります。従来の検索エンジンのイメージもあってか一問一答で使われる方が多い印象で、うまくいかなかった時には指示内容を変更してやりなおさせるケースも見かけるのですが、むしろアウトプットされたものを修正するように指示する方が良いでしょう。ChatGPTはお話しするように使うと進めやすくなります。

まとめ

何をやらせるにしてもすべてを生成AIにやらせようとするとかえって手間がかかることもあります。決まっていること、決めていることはあらかじめ伝えた上で、どこを手伝って欲しいのか対話的にかつ具体的にやりとりするのがもっとも効率的な進め方になるでしょう。

慣れてくれば、自分なりのやり方ができてくると思いますし、生成AIを使うことを前提にした素材の揃え方といったことも見えてくるでしょう。習うより慣れろですね。

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