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Google Driveでフォルダ階層をまるごとコピーする

2024/02/27に公開

概要

Google Driveでは、フォルダの内容(ファイル、サブフォルダ)をまるごと移動はできますが、コピーはできません。

このツールは、Google Driveの指定したフォルダを別のフォルダにコピーするためのツールです。フォルダ階層のみのコピー、フォルダとファイルすべてのコピーの両方に対応しています。

Googleスプレッドシートに情報を入力して使うようになっていますので、どなたでも使えます。

このツールでできること

以下の図のように、あるGoogleアカウントで作成されたGoogle Driveのフォルダを、別のGoogleアカウントのGoogle Driveにコピーします。

コピー先は、コピー元と同じフォルダ構造で作成されます。また、コピー先は同一Googleアカウントでも構いません。

こんな時に使えます

  • あるユーザーがオーナーのフォルダをまとめて別のユーザーに移行したい場合。(異なるGoogleアカウント間でのコピー)
  • 既存のフォルダと同じフォルダ構造をもうひとつ作りたい(年度単位で同じフォルダ構成を作りたいなど)場合。

使い方

前準備

  • コピー先のフォルダを作成してください。コピー先のフォルダを作成する。
  • コピー元のフォルダをコピー先フォルダのGoogleアカウントに対して共有します(編集権限があればOKです)。

実行手順

  1. 設定シートのコピーを作成します。以下のリンク先をクリックするとシートのコピー画面が表示されます。コピーは最初の一回だけでOKですので、継続して利用する場合はコピーしたシートを使ってください。

フォルダまるごとコピーv2

コピーする時に以下のメッセージが表示されていることを確認してください。Apps Scriptの添付が必要です。

  1. コピー元フォルダURLの欄(青色背景)にコピー元のGoogle DriveのフォルダURLを入力してください。
  2. コピー先フォルダURLの欄(赤色背景)にコピー先のGoogle DriveのフォルダURLを入力してください。

3 .メニューの「カスタムメニュー」から以下の順で項目を選択します。
最初の1回目だけ実行の許可を求める表示が出ます。実行の許可を与えた後、もう一度「フォルダリスト作成(新規)」を押してください。
いずれも最後に「〜が完了しました」というメッセージが出ますので、それまではタブを閉じないでください。

メニュー項目 説明
フォルダリスト作成(新規) コピー元のフォルダのリストを作成します。最初は必ずここから実行してください。
フォルダリスト作成(継続) 上記フォルダリストの作成が途中で終わった場合は、「〜が完了しました」のメッセージがでるまで、こちらを実行してください。
コピー先フォルダ作成 コピー元のフォルダのリストができたら、コピー先のフォルダを作成します。このメニューの実行が途中で終わった場合は、「〜が完了しました」のメッセージがでるまで、繰り返し実行してください。こちらは「新規」と「継続」の区別はありません。
ファイルコピー コピー先のフォルダができたら、ファイルのコピーを実行します。このメニューの実行が途中で終わった場合は、「〜が完了しました」のメッセージがでるまで、繰り返し実行してください。こちらは「新規」と「継続」の区別はありません。
  1. いずれも「〜が完了しました」のメッセージが表示されたら終了です。

お読みください

  • コピー後のファイルは、処理を実行した人がオーナーになります。元のオーナーは引きがれませんのでご注意ください。

ソースコードについて

このツールのソースコードは、MITライセンスで公開しています。

https://github.com/kwaka1208/gas_bulk_copy

不具合の報告などはこちらへ

こちらのシートに不具合がございましたら、こちらから報告いただけると助かります。

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