未経験からエンジニアに転職したら最高に幸せになったわいが、これだけはやっといた方が良いことまとめてみた。
気が付いたら未経験エンジニアとして入社して2年2ヶ月経っていた
こんにちは、初めまして未経験でエンジニアに転職したとKuuuuuと申します。
私の経歴は以下の通り。
- 中学校教員 3年6ヶ月
- エンジニア 2年2ヶ月(2024年12月現在)
そこらへんにいる特に変哲もないただの未経験から転職したエンジニアです。
エンジニアとして転職して気が付いたら2年も経っていました。
そしてエンジニアになって幸せ度合いが120%上がりました。
※以下に記載している就活については2年前の市場のため現在とかけ離れている可能性があります。
なぜエンジニアになったのか?
事の発端は大学生の時。大学生の時に教員の教材を簡単にインターネットで共有できたらいいのになぁと思ったことがきっかけです。このサービスを作るには、自分の思い描いているものを伝えて、発注しなければいけない。要するにお金がかかる。それは無理。
じゃあ自分で作ってみるか??と思い、どうしたら作れるんだろう・・・からの「プログラミング」という言葉と出会いました。
そこから「Progate」に出会い、ある程度タスクをこなしました。しかしProgateを終えた人がみんなぶち当たるであろう壁にぶち当たりました。
え。自分の思い描いているサイトを作るためのコード・・・ワカンネ・・・・
そこから私は色々なサイトを巡ったりしましたが、何から手をつけたらいいか分からず、挫折しました。そして諦め、普通に就活をして、教員になりました。
教員になってから楽しいこともたくさんあったけど、それ以上に大変なことも多かった。
さらにもっと良い授業をしたいなと思っても、予算が足りないし、上司の許可だけでなく、かなり国の許可も必要という高い壁が立ちはだかっていました。
私がやりたい子どもたちが楽しめる授業をするには、道のりが果てしなすぎました。
また、仮に自分の学校がその環境に持っていけたとしても、また違う学校に行けば環境は一から作り直し。
こんな状態で定年までこの仕事を続けることができるのか・・・と考えるようになりました。
そう思っている時に自分の大学の時の友達が別軸で「プログラミング」に興味を持っていたようで、プログミングスクールに入学して転職を目指していることを知りました。
私は狡猾な人間なので、最初は「へ〜。すごいなぁ。でもそんな上手くいくんかな・・・?」と正直思っていました。
そんな友達は数ヶ月して自分のサービスを作り、リリースしたり、自分の周りの未経験の友達が作ったサービスを私に紹介してくれたりしました。実際何個か使ってみて、「未経験でも努力している人は、こんなもの作れるんだ!」と驚きました。そして、友達は見事に転職に成功し、今までよりも楽しそうに仕事をしていました。仕事をし始めて数ヶ月経ってもずっと楽しそうにしていて、「え・・・めっちゃいいやん。」と思うようになりました。
そこから本気でエンジニアを志すようになりました。
エンジニアになるまでにしたこと
プログラミングスクール RUNTEQ 6ヶ月
<Ruby on railsでのカリキュラム>
- sorceryを使用した通常ログイン,パスワードリセット機能
- i18nによる国際化
- CarrierWaveやActiveStrageによる画像アップロード機能
- ransackやFormObjectによる検索機能
- Ajax対応
- AdminLTEを用いた管理画面におけるCRUD機能
- ローカル環境のSSL化
- punditによる認可機能
- cron、wheneverを利用した定期タスク実行機能
<その他>
- DB設計とER図作成
- Figmaを使って画面遷移図作成
- GitHubのPull Requestを使った開発
- レビュワーに配慮したPRの作成
- binding_of_callerやbyebugを利用したデバッグ
- ビューにおけるslimの利用
- RSpecによるテスト(model spec, system specなど)
ポートフォリオ作成
バイクのツーリング場所を共有できるサービス「Yaeh!」を作成。
プログラミングスクール主催のクソアプリweekという1週間の間でサービスを作成するイベントに参加。
「推しと結婚しませんか?」(作成期間:2日)を作成し、応募の中から10作品の中に選ばれました。
私は個人的な趣味でバイクが好きなのですが、バイカーのコミュニティの深さがあるので、Twitterなどで反応してもらいやすいだろうな〜と思って作成しました。
実際個人開発をしている時にTwitterを作成して、開発していることを呟いていると600人ほどフォロワーが集まってくださりました!
ハッカソンへの出場
転職活動と並行して東京都知事杯OpenDataHackathonに出場しておりました。
出場した63組の中から10組に選ばれFinalステージに出場し、最終的には行政ニーズ賞とオーディエンス賞をW受賞しました。
ハッカソンの出場は初めてでしたが、チーム開発を実務経験前に経験することができて本当によかったなと思います。
ハッカソンの話は、長くなるので、詳しくはまた別の記事で記載しようと思います。
就活
詳細に全てを書いているとキリがないので、以下にやってよかったことと、やっておけばよかったことを記載しています。
やっていてよかったこと
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就活の面接で聞かれたことや面接企業をNotionでまとめる
【理由】- 面接で聞かれたことを面接終わって全て書き起こしておくことで、面接で聞かれる内容を整理することができる
→どこの会社も大体聞かれることの傾向は似ている。 - 何社も受けているとどの会社をどの媒体で受けていて、どのような特徴があるかをまとめておくと非常に便利
- 面接で聞かれたことを面接終わって全て書き起こしておくことで、面接で聞かれる内容を整理することができる
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アルゴ式
【理由】- PaizaやAtcoderを最初自力でやっている時は全然解けなくて挫折したが、アルゴ式をすることで解ける力がついた
- アルゴ式で学んだことが就活のコード試験や、実務でも役に立った
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Paiza
【理由】- プログラミングテストの練習がてら解くのにとても良い
- Bランク以上まであげれば、割と有名企業の求人に応募できる
- ランクが高い求人はお互いwinwin
- 意外とエージェントの人が間に入ってくれてありがたいことがあった
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Atcoder
【理由】- 企業の選考の中でプログラミングスキルのテストなどがあった時に非常に役に立った
- 就活中に何をしていますかということを聞かれたことに答えやすい
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チーム開発
【理由】- チーム開発を実際しないとgit-flowの大切さに気がつけなかった
- レビューのやり方などを学ぶことができた
- チームでやるのでMTGやマイルストーンなどを引いてやることを体験できた
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ハッカソンに参加
【理由】- 自分たち以外が同じテーマでどのようなものを作成するかを見ることができた
- 社会的な大会に出て、Finalステージまで残り、賞を取る経験ができた
- ある程度期限が決まっているので、短期で企画~開発~発表までを経験することができた
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就活の書類を添削
【理由】- 他の人目線の添削をしてもらった方がより良い書類になる
- 転職自体が初めてだったので、どのようなことを書いたら良いかの意見がもらえる
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面接の添削
【理由】- 自分の癖などを知ることができる
- 自分だけでは練習できない、本番感を味わうことができる
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第一希望ではない企業を1週間くらいカジュアル面談を入れて、面接慣れをすること
【理由】- 面接慣れをすることで、実際の第一志望の時に緊張がましになる
- 何が聞かれるかのデータを得ることができる
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たくさんの企業を受けたこと(全42社)
【理由】- 面接慣れをすることができる
- 何が聞かれるかのデータを得ることができる
- たくさん受けることで、自分に合っている企業や入りたい企業はどんな企業なのか知れる
-
就活の期限を決めること
【理由】- 期限を決めておくことで、計画的に就活を進めることができる
- いつまでに何ができていないといけないかを把握し、次に活かすことができる
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自分が気になる企業は募集要項が当てはまってなくても応募する
【理由】- 未経験のエンジニアというのは、そもそも経験があるエンジニアと比べると圧倒的に需要があるわけではないので、募集要項は気にせず自分が良いと思う会社は受けることを徹底していたことで、未経験が可じゃなくても面接を受けることも、受かることもできた
※もちろんシニア枠とかは無理だと思いますが....
→このおかげで未経験を初めての会社などでも選考を受けることができ、内定もいただくことができた。
- 未経験のエンジニアというのは、そもそも経験があるエンジニアと比べると圧倒的に需要があるわけではないので、募集要項は気にせず自分が良いと思う会社は受けることを徹底していたことで、未経験が可じゃなくても面接を受けることも、受かることもできた
やっておけばよかったこと
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TechTrainの導入
【理由】- 現役エンジニアなどに
無料で相談ができるので、ポートフォリオ作成している時などもっと困っている時に使えば良かった
※私が使っていた当時は無料で使えていたのですが、現在はランクに合わせて課金システムになっています。ランクによっては無料にもなるので、そのランクまで上げるのも一つの手! - 他にも企業の紹介もあるので、早めに登録しておけば良かった
- 現役エンジニアなどに
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第一希望の企業だけでなく、第二希望,第三希望の会社のグループを分けてから就活を受ける
【理由】- 第一希望だけ決めて受けていたが、全て落ちてしまった。その後の受ける会社の優先順位をグループ分けをしていなかったので、内定が出てもこの会社も良さそうと思って就活が辞めづらかった。
当時使っていた媒体
当時は以下のものを使っていましたが、今だとYOUTRUSTやTechTrainなども併用しても良いと思います!
未経験だと難しいかもだけど、転職ドラフトというものもあったりします!
- Paiza
- Green
- Wantedly
- LAPRAS
- Findy
- Forkwell
未経験時によく聞かれた質問集
どこでも聞かれる質問
- 自己紹介
- この会社に興味をもったのはなぜ?
- なぜエンジニアを目指したのか?
- 入社したらしたいことは?
- 今後どのようなエンジニアになりたいのか?
- 最近学んでいることは何か?
- 自分の強みと弱みは?
- 失敗や挫折経験について教えて下さい
前職についての質問
- 前職で意識していたことは?
- 前職のやりがいを感じたところと失敗したところは?
チーム開発に関する質問
- チーム開発の進め方とかはどうやっていましたか?
- 自分の役割は?
- レビューを受けて気をつけていることは何?
困った質問
- 良いコードをどうやって学んでいる?
- 良いコードってなんだと思う?
- 困ったことをどのように解決したか?
- (キャリアプランに対して)どうしてこの順番か?
- PMを積極的にやりたくない理由は?
※PMをやりたくないわけではないが、まずは開発をしたいと答えていたため - リーダーとしてどんなエンジニアがいたら働きやすいか?
- データベースを自分で操作することはできますか?
※当時はRailsしか使っておらず、ActiveRecordしか触ってなかったので、データベースを直接触ることができるか自信が無かった - 新しい言語をどうやって学んでいきますか?
ポートフォリオに関する質問
※ポートフォリオの話はそこまで聞かれる会社多くないです。
- なぜこのサービスを作る必要があったのか?
- この技術にした理由は?
- 既存のサービスではなぜ駄目なのか?
- この機能を優先した理由は何なのか?
- 今後作成したい機能は何なのか?
聞いた方が良い逆質問
以下に記載している逆質問はあくまで私の転職軸に合わせて聞いています。
実際に聞いた方が良い内容は、自分自身がどのような会社に行きたいかに合わせて聞くのが良いと思います。
また、当時した質問というよりは、当時の逆質問を踏まえて聞いた方が良いなと思うものを羅列しています。
- 現在の会社の直近の課題と長期的な課題は何か?
- 他社との差別化をどのように行なっているか?
- チームはどのように分けているか?
- レビューについてルールなどはどのようにされていますか?
- テストコードなどはどのようなフローで記載されていますか?
- キャッチアップしておいた方が良いものはなんですか?
- 入社して最初にやるであろう業務は何か?
個人的な就活突破術 & 就活の感想
個人的に就活は結構内定出るまでしんどいと思うのですが、自分に合ったやり方をまず構築するのがめっちゃ大事かなと思います。
私は「緊張しい x ズボラ」な人間なので、まず計画を立ててました。
何月~何月までの間に就活を行うと決め、最初の方は志望度の低い会社にエントリーし、10社くらいは面接練習を兼ねて受けていました。
そこで面接で聞かれる内容を面接が終わった後に書き起こして、ある程度答える内容を決めておりました。
ある程度答えを決めておくことで、イレギュラーな質問がきてもそこまで慌てることなく答えることができるようになっていました。
また、就活中もハッカソンに参加したり、個人開発したり、合宿に参加したり、勉強していることは非常に良かったなと思いました。意外と多く聞かれるのが「最近何を勉強していますか?」という質問でした。就活だけに集中しているとここでそこまでエピソードがないと思うのですが、色々なことをしていたので、ここで話す内容が無くて困るということは無かったです。
エンジニアになって変わったこと
圧倒的に働き方がホワイトになった
圧倒的に働き方が変わりました。教員の時は休憩がないのが当たり前、残業代が出ないのが当たり前。
休日出勤は当たり前。残業が45時間超えることも当たり前でした。有給休暇を取得できないのも当たり前。
本当にただ仕事をして、寝ての繰り返しの毎日でした。
子どもためになることをしたいと思って仕事をしてもしても終わらない毎日でした。
そんな生活から一変して、現在はリモートで仕事ができるので満員電車に乗る必要もないです。
自由出社なので、自分が出社したい時や出社が必要な時に出社することができます。
休憩時間も1時間必ず取らないといけないし、フレックスなので自分で計画して仕事をすることができます。
今日は私用があるので早く帰るなどが気軽にできます。また、固定残業時間を過ぎた分はきちんと給料が支払われます。
また、有給休暇も自分の好きな時に取得することができます。長期休みも取らせてもらい、夢だった新婚旅行にも行きました。
無駄に残業をしないようにする動きが会社にあると、こちらとしてもいかに生産性を上げて仕事をしていくかということを考えて仕事をすることができるます。
基本8時間勤務かつ、リモートのためQOLは爆あがりしました。
仕事以外の時間は自分のために時間を使うことができるので、自分がしたいことができます。
自分がしたいことができるから、勉強したいという気持ちも膨らむし、本当にいいことづくしです。
休日に仕事をすることも基本的にはないため、休みの日はしっかり休むことができます。
サービスを実務で作る楽しさを経験できたこと
実際に業務で開発を行なっていると、個人開発以上に楽しいことがいっぱいできました。
まず、第一に実際に世に出て使ってもらえるサービスを開発できることや知っている企業様と一緒にお仕事できることにとても喜びを感じています。
未経験の時は実際に使ってもらえている数は、今と比べるとはるかに違いますし、実際に作った後にお客さんから「このサービスのおかげで業務がこんな風に変わりました!」や「このサービスのおかげでこれができるようになりました!」などが聞けると本当に嬉しいです。
弊社は受託開発なので、この2年で社内プロジェクトも含めると6つものプロジェクトに関わることができました。
最初の頃はコンポーネントを開発するところから始まりましたが、今では要件定義〜保守運用まで幅広く関わらせていただくことができて、とても楽しいです。
「何をなんのために開発するのか」を考え、「どうしたらユーザーのためになるのか」を考えながら開発をしていくのが本当に楽しくて、仕事が苦痛になることはこの2年間一度もありませんでした。
是非未経験でエンジニアを目指そうとしている人やこれからこの楽しさをこれから掴もうとしている人の少しでもためになったら幸いです!
Discussion
とっても同感です!
この記事を見て、転職して幸せになる人が多いといいですね!
コメントとても嬉しいです!
そうですね〜みんな自分のしたいことができて幸せになって欲しいですね〜
誰かのためになれば...
同感です。僕はスクール行かずにの未経験転職でしたが、おっしゃる通りアルゴリズム系はもっとやとけばよかったと思うので激しく同意です。
コメントありがとうございます!
スクール行かずに独学で転職決められているのは、すごいですね!尊敬します。
アルゴリズムは本当に転職活動にも役に立ちましたし、実際実務でも知っておいて損はないので、今後もやっていかなきゃだなと思います。