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【AWS】【EC2】EIPを関連付けて、インスタンスのIPアドレスが変わらないようにしよう

2025/01/03に公開

EC2 インスタンスに SS H接続する際に困るのが、 起動するたびに IP アドレスやパブリック DNS が異なることですよね...

毎回、コンソールで調べて SSH 接続するのが本当に面倒

なので、**EIP をインスタンスに付与し、****IP アドレスやパブリック DNS が変わらないようにします。**

EIP とは?

EIP とは、Elastic IP アドレスのこと、すなわち静的な IP アドレスのことです

EC2 インスタンスのパブリック IP アドレスや DNS は、 起動するたびに変わってしまう、いわば動的な IP アドレスです

サーバーの IP アドレスというのは、住所ですから、 これが変わるとサーバーへ接続する際に毎回 IP アドレスを調べる必要があります。

しかし、EIP を関連付けておくと、固定の IP アドレスを持つ=住所が変わらないため、 いつでも同じ IP アドレスに接続しにいけばよいので、(システム的にも)楽です。

EIP の取得&インスタンスへの関連付け

EIP を取得しよう

まずは、EIP を取得しましょう。

①AWS コンソールにて、EC2 -> Elastic IP と進み、

②「Elastic IP アドレスを割り当てる」をクリックします

① Amazon の持っている IP アドレスを取得したいので、  「Amazon の IPv4 アドレスプール」を選択  ※自分の所有している IP アドレスを AWS を使用したい場合などは別のものを選択します

② タグとして、キーに Name、値に EIP に付与したい名前を入力します  ※設定しなくてもよいですが、管理が楽なのでつけることをオススメします

③ 右下の「割り当て」をクリックします

先ほどの Elastic IP の画面に自動で遷移し、

①「Elastic IP アドレスが正常に割り当てられました。」と画面上部に表示され、

先ほど設定した名前の EIP が作成されています

EIP の持っている IP アドレスになります

インスタンスに関連付けよう

Elastic IP の画面から

① インスタンスに関連付けたい EIP にチェックを入れ、

②「アクション」をクリック

③「Elastic IP アドレスの関連付け」をクリックします

① リソースタイプは「インスタンス

② 関連付けるインスタンス

② のインスタンスのプライベート IP アドレス

をそれぞれ選び、

右下の「関連付ける」をクリックします。

④「この Elastic IP アドレスの再関連付けを許可する」 すでに別のインスタンス等リソースに関連付けられている EIP を 今回指定したリソースに関連付けることを許可する際に選択します ※新規に取得した E I P を想定しているため、チェックを入れていません

① 画面上部に「Elastic IP アドレスが正常に関連付けられました。」を表示され、

関連付けられたインスタンスプライベート IP アドレスに設定した情報が記載されます

EC2 インスタンスを確認すると、今回作成した EIP の値がパブリック IP アドレスや DNS、Elastic IP に記載されています

インスタンスとの関連付け解除&EIP の解放

停止中のインスタンスに関連付けられた EIP や、何にも関連付けられいない EIP は、料金が発生します。

起動中のインスタンスに関連付けたり、EIP を開放したりしましょう!

インスタンスとの関連付けを解除しよう

Elastic IP の画面から

インスタンスに関連付を解除したい EIP にチェックを入れ、

②「アクション」をクリック

③ 「Elastic IP アドレスの関連付けの解除」をクリックします

EIP と関連づいているインスタンスの情報が記載されたダイアログが表示されるので、

右下の「関連付け解除」をクリックします

Elastic IP の画面に自動で遷移し、

① 画面上部に「Elastic IP アドレスの関連付けが正常に解除されました」と表示され、

関連付けられたインスタンスとプライベート IP アドレスがなくなります

対象の EC2 インスタンスを確認すると、 Elastic IP は空欄になり、パブリック IP アドレスと DNS の値が EIP の値ではなくなっています

EIP を解放しよう

所有している EIP を手放します。

EIP の削除というのが直感的には理解できますが、 その IP アドレスがなくなるわけではないので、個人的には解放のほうがしっくりきます

Elastic IP の画面から

① 解放する EIP にチェックを入れ、

②「アクション」をクリック

③「Elastic IP アドレスの解放」をクリックします

ダイアログが出てくるので、右下の「解放」をクリックします

Elastic IP の画面に自動で遷移し、

①「Elastic IP アドレスが解放されました。」と表示され、

Elastic IP アドレス一覧からなくなっています

参考記事

https://hiyowa-na-engineer.com/aws-how-to-eip/

https://qiita.com/Jerid/items/d5dd3a29ed9a0e374493

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