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Stripeの顧客向けメール送信は、bounceされて30日以内に確認しないと以降届かず詰んでしまう
あまりネット検索で出てこない仕様を踏み抜いてしまったのでメモに残しておきます。Stripeはインボイスやレシートをメールで送りますが、これらが何らかの理由でbounce(受け取り拒否)されてしまった場合、30日以内に解決しないと「以降送られない」「理由を調べる機能もない」「再開はサポートに個別依頼する」みたいな状態になってしまうので、結構詰んでしまいます。
顧客からメールが届いていないという問い合わせで発覚
顧客から、Stripeのメールが来ていないという問い合わせがあり、調査したところinvoiceの画面では「メールが送信されました」と表記されていたので、メール側の問題ですね!って突っぱねました。
しかし、それでも確実に届いていない、という状況だったので、せめてbounceのログでも取得できないかな~とヘルプ記事を探していたところ、メールのログという機能があることを知りました。そして、そこで矛盾に気づきます。
invoice画面では送信されているが、メールログでは送信されていない
何を言っているのか()
顧客ページの下のほうをスクロールすると「送信済みのメール」があります。30日以内に送信したメールは内容です。20日前に請求書が発行されてるのにおかしいですね。
しかし、請求書の欄を見ると「送信されました」になっています。
サポートに問い合わせた結果、仕様でした
そこでサポートに問い合わせたところ(Stripeはいつもサポートがすぐ解決してくれる)そういう仕様とのことでした。
- ブロックなど、何らかの理由で受け取り拒否されたメールアドレスには(リトライ仕様はきけなかった)送信されなくなる。
- 30日以内なら送信済みメールから確認できる
- 放置すると、サイレントに送られなくなる
-
最後に送信した日から30日経過すると、エラー理由を見ることもできなくなる
- 顧客の問い合わせが2か月目にそういえば来てないな??となるケースが多いのでほぼ救えない
- invoiceなど、各種機能の「メールを送りました」処理のあとに本当に送るかどうかが決まるため、表記のずれが発生する。
- 解決策は2つ
- メールアドレスを変更していただく
- bounceの原因であるブロックなどを解除したうえで、サポートに送信停止の解除を申請する
というわけで、皆さんお気を付けください!
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