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VSCode で C/C++ を書く環境を用意するメモ (Ubuntu)

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こんな記事を書いている私はひよっこ Vimmer です。

VSCode のインストール

パッケージのダウンロード

ダウンロードページのスクリーンショット
ダウンロードページ

やはり VSCode をインストールしないことには何も始まりません。 https://code.visualstudio.com/download にアクセスして自分の環境にあったパッケージをダウンロードします[1]。 64 bit な環境を利用しているのであれば、積極的に 64 bit 用のパッケージを使ったほうが良いと思います。 Ubuntu では .deb なパッケージを利用します。 Raspi なんかでは ARM 用の .deb を利用するんでしょうか。 知りません。

パッケージのインストール

パッケージインストーラのスクリーンショット
パッケージインストーラ

パッケージをダウンロードしたらそれをダブルクリックしてインストールします。 上のようなパッケージインストーラが起動するので、インストールしたければ インストール をクリックします。 途中でパスワードを要求されることがあります。

VSCode の初期設定

Dock の一番下 アプリケーションを表示する から すべて の中に VSCode があるはずです。 起動します。

VSCode の日本語化

VSCode の初期起動画面
VSCode の初回起動画面

起動すると上のような画面になります。 見てわかるとおり表示言語が英語になっています。 これを日本語化するには拡張機能を導入する必要があります。 [Ctrl]+[Shift]+[X] を押下して拡張機能のタブを出現させます。 すでにカーソルがあっているので japanese と入力します。 おそらく一番上辺りに Japanese Language Pack for Visual Studio Code と名付けられた Microsoft のプラグインが出てくるはずです。 これをインストールします。

Japanese Language Pack for Visual Studio Code
日本語化拡張機能: Japanese Language Pack for Visual Studio Code

インストールが完了すると、右下に通知が表示され VSCode の再起動を促されます。 指示のとおりに再起動します。 次に VSCode が起動するときには日本語化が完了しています。

C/C++ 用の拡張機能を導入

日本語には慣れましたか? 次に C/C++ の拡張機能導入します。 ああ、それより前にコンパイラたちの導入を済ませてしまいましょう。 [Ctrl]+[Alt]+[T] で端末を開き、次を実行します[2]。 行頭の $ はプロンプトを表すもので、実際には user@host:~$ のように表示されているものです。 これを入力する必要はありません。 ここでインストールする build-essential には C コンパイラ (gcc) や C++ コンパイラ (g++)、make などのツールが含まれます。

$ sudo apt update
$ sudo apt upgrade -y
$ sudo apt autoremove -y
$ sudo apt install build-essential

VSCode に戻りましょう。 [Ctrl]+[Shift]+[X] で拡張機能のタブを開き、C C++ と入力します。 一番上辺りに出てくる C/C++ と名付けられた Microsoft のプラグインがあるのでそれをインストールします。

C/C++
C/C++ のインテリセンス: C/C++

動作の確認

ここまで無事にたどり着きましたか? 一度 VSCode のウィンドウを閉じて珈琲でも呑みましょう。

VSCode で C++ のデバッグ

一息ついた後に VSCode を立ち上げて、[Ctrl]+[K], [Ctrl]+[O] を押してフォルダを開きます。 デスクトップあたりに適当なフォルダを作成してそれを選択しましょう。 VSCode ではこのフォルダをワークスペースと呼ぶようです。

適当なフォルダを作成するところ
適当なフォルダを作成するところ

フォルダを選択すると VSCode のウィンドウが読み込み直されます。 VSCode のエクスプローラのタブに選択したフォルダの名前が表示されていることを確認してください (ここでは test)。

フォルダを開いたところ
フォルダを開いたところ

さて、適当なプログラムを書いてみましょう。 やはり最初は Hello, World でしょう。 [Ctrl]+[N] で新しいファイルを作成します。 エディタ画面に表示されている通り [Ctrl]+[K], [M] と押下して言語を設定しましょう。 今回は cpp を利用します。 ついでに [Ctrl]+[S] を押して hello.cc とか hello.cpp とかの名前で保存しておきましょう。

言語の指定
言語を指定する

そしてようやくプログラムを入力します。 次にプログラムリストを示します:

hello.cc
#include <iostream>

int main(void)
{
	std::cout << "Hello, VSCode!" << std::endl;
	return 0;
}

プログラムにエラーがあると赤波線を引いて教えてくれます。 便利ですね。 入力が完了したら保存を忘れないでください。 痛い目に遭います。

さて、このプログラムを VSCode 内でデバッグしてみましょう。 [Ctrl]+[Shift]+[D] でデバッグのタブを出現させます。 そして 実行とデバッグ を選択、環境の選択を迫られるので C++ (GDB/LLDB) を選択します。 あなたが使っているのは Windows ではありません。 続いて構成の選択を迫られますが、g++ を選べば問題ないはずです[3]

環境の選択
環境の選択: C++ (GDB/LLDB)

構成の選択
構成の選択: g++ - アクティブ ファイルの……

選択するとデバッグが開始されます。 出力結果を見るには下のタブをターミナルに切り替えます。

実行完了
実行完了: Hello, VScode! が表示されている

再度実行するにはエディタ画面で hello.cc を表示した状態で [F5] を押下します。

ああ! 間違えちゃった!

デバッグの環境や構成を選択を誤ると選択画面に戻れなくなることがあります。 落ち着いてください。 なんとかなります。 [Ctrl]+[Shift]+[E] を押下して VSCode のエクスプローラのタブを出現させます。 そこに .vscode と名付けられたフォルダを見つけるはずです。 それを選択して削除してください[4]。 この作業はそのワークスペースに適用した各種設定を吹き飛ばします。 その他の設定を適用しているときは慎重に行ってください。 あるいは [4:1] の脚注を読んでください。

おわりに

おわりです。 私が Vim にかまけている間に VSCode も随分使いやすくなっているなぁという感じがありました。

ここで紹介した方法は VSCode で C++ のデバッグを行うための最小限の設定です。 更にカスタマイズすることで更に使いやすい環境を構築することができると思います。

脚注
  1. Ubuntu Software や apt install でもインストールできるかも知れませんが、それらを経由してインストールしたソフトウェアのいくらかは日本語入力が使えないなどの致命的な問題が発生するかも知れません。 私の環境では Ubuntu Software 経由でインストールした Discord が日本語入力を受け付けませんでした。 今では解決されているかも知れません。 ↩︎

  2. ここで実行している内容は次のとおりです: (apt update)パッケージのリストを最新に更新し、(apt upgrade)更新の必要のあるものを更新し、(apt autoremove)不必要となったパッケージを削除し、(apt install build-essential)開発に必要な一通りのコマンド群をインストールする。 ↩︎

  3. 同じような名前の選択肢がたくさんありますが、gcc と書かれているものを除いて実態はほとんど同一です。 どれもシンボリックリンクになっていて、最終的に同じファイルにたどり着きます。 とりあえず /usr/bin/g++ の一番上を選んでおきましょう。 ↩︎

  4. デバッグの環境や構成に関係しているファイルは .vscode の中の launch.json と tasks.json です。 これらを削除すれば設定は解除されます。 ↩︎ ↩︎

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