中国大陸版 MIUI を快適に使う
僕は日本版 Mi 11 Lite 5G にわざわざ CN ROM を焼いて使っています.
グローバル版よりも見た目や機能が優れているからです.
そんな僕が、中国版 MIUI を快適に使う方法をご紹介します.
前提条件
- Root 化済み
- LSPosed インストール済み
- ADB を実行できる
Root 化
OS 更新のたびに、Magisk でパッチを適用した boot.img
をフラッシュしなければなりません.
まず、そのバージョンの ROM を https://xiaomifirmwareupdater.com/ からダウンロードします.
boot.img
は、Fastboot ROM であれば展開することで、OTA ROM であれば payload-dumper-go というツールを使うことで入手できます.
より楽な方法
boot.img
をフラッシュする作業は不要となります.
Google 関連
GMS 有効化
(Settings) -> (Accounts & sync) -> (Basic Google services) からオンにできます.
ただし、ローエンド機種では出来ません、、、
Chrome
Chrome は Android System WebView を更新するとインストールできるようになります.
Nearby Share, ロケーション履歴
Patch for Xiaomi MIUI China という Magisk モジュールをインストールすると、Nearby Share、ロケーション履歴が使えるようになります.また、MIUI の言語に日本語も追加されます.
ただし、ロケーション履歴が利用できるようになるまで、少し時間がかかります.音声入力アプリ
Speech Services by Google をインストールします.
(Settings) -> (Additional Settings) -> (Languages & input) -> (Text-to-speech output) -> (Preferred engine) にて、エンジンを Google のものに変更します.音声アシスタント
Google アシスタントをインストールしても、デフォルトに設定してあげないと使えないみたいです.また、Google レンズで QR コードをスキャンした際も、そのように設定されていなければリンクに飛ぶことが出来ないようです.
Google アシスタントアプリを起動して、右下のボタンから設定を開き、Google アシスタントをデフォルトにします.
コマンドでは以下を実行します.
adb shell settings put --user 0 secure voice_interaction_service com.google.android.googlequicksearchbox/com.google.android.voiceinteraction.GsaVoiceInteractionService
ただし、何かしらのタイミングでデフォルトが Xiaomi のアシスタントに戻ってしまうことがあります....(adb shell settings get --user 0 secure voice_interaction_service
で調べることができます)
market://
アプリストアを開くURLスキーム (market://details?id=xxx
) を開いた際、Play Store ではなく Xiaomi のアプリストア (GetApps) が開かれてしまいます.
これは、(GetApps の App info) -> (Clear defaults) をタップすることで解決されます.
その他
おサイフケータイ (日本版 Mi 11 Lite 5G)
Suica も使えています(* 'ᵕ' )イイヨッ!
WooBox
- 充電アニメーションを波 (Mi Mix Alpha のやつ) にできる
- スクショ出来ないアプリでスクショできるようになる
- YouTubeや設定アプリでもフローティングウィンドウが使えるようになる
- 数秒待たないと先に進めない警告表示をオフにできる (0秒にできる)
など
App Settings Reborn
アプリ毎に
- 言語を設定できる (一部効かないのもある)
- 拡大率を変更できる (Twitterの倍率を小さくするのオヌヌメ)
など
ホーム画面へのショートカット追加を許可
(任意のアプリの App info) -> (Permissions) -> (Home screen shortcuts) で設定できる.
VoLTE 有効
電話アプリで以下を入力します.
*#*#86583#*#*
すると (Settings) -> (SIM cards & mobile networks) -> (挿入している SIM) -> (Use VoLTE) で設定できるようになります.
USB デバッグ
開発者モードで USB debugging と USB debugging (Security settings) をオンにします.後者がオンでないと、一部の操作を実行できません.例えば、scrcpy から操作するとか....
画面左下の「画面回転ボタン」を無効化
adb shell settings put secure show_rotation_suggestions 0
最後に
他にもおすすめの設定や Magisk モジュール等あれば教えてください!!!
Discussion
見易いし解り易いですね!