Open5
ログイン時にfortuneコマンドで格言を表示する
Twitterを眺めていたら、ブラウザのCookieに関するツイートが流れてきた。
自分も気になって由来を調べてみたところ、由来の由来は辻占煎餅らしい。
その過程でfortuneというものがあるらしいと知った。
ランダムに格言を表示するものらしい。
インストール
ubuntuの場合はfortune-mod
というパッケージを入れる。
apt intall fortune-mod
# 格言を生成してみる
$ fortune
Q: What do you have when you have a lawyer buried up to his neck in sand?
A: Not enough sand.
Q:首まで砂に埋もれた弁護士がいたら、どうする? A:砂が足りない。
なんだこれ。
$ fortune
Q: Why was Stonehenge abandoned?
A: It wasn't IBM compatible.
Q:ストーンヘンジはなぜ放棄されたのか? A:IBMとの互換性がなかったから。
ん?
$ fortune
This night methinks is but the daylight sick.
-- William Shakespeare, "The Merchant of Venice"
この夜は、病気の昼間のようなものだと思う。 -- ウィリアム・シェイクスピア「ヴェニスの商人」。
これは格言っぽいが、何を伝えたいのかよく分からない。
格言コマンドだと思ったけど、実際のところジョークの意味合いが強そう。
オリジナルの格言を表示する
このfortuneコマンド、自分で定義できるらしい。
テキストの用意
まずはテキストを用意する。
今回はこれを使う。
いろはにほへと…の順で自己を卑下するネガティブなフレーズが47個収録されたカルタ。
テキストは%
のみの行で区切る必要がある。これにより複数行の格言に対応できる。
いつもそう いいわけばかり いうじぶん
%
ろこつなたいどで きょひられる
%
はばつにぞくさず ひとりでこりつ
%
にてもやいても くえないやつだ
%
ほけつのほけつ あまりもの
%
とけいといつも にらめっこ
ランダムアクセス
ファイルを作ったら、strfile
コマンドでランダムアクセスができるようにする。
strfile carta.txt
実行するとcarta.txt.datが作られる。
実行
fortuneコマンドに引数としてファイル名を与えればOK。
指定するのはdatファイルではなく、テキストファイルの方。
fortune carta.txt
よし、いい感じだ。
ログイン時に格言を表示
.bashrc
の末尾にこれを追加する。
fortune carta.txt
するとこんな感じで、ターミナル起動時に格言が表示される。