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Web会議システムのJitsiにユーザー認証を追加する

6 min read

みなさんこんにちは

本日のお題

AWS上に展開しているWeb会議システムのJitsiに、ユーザー認証を追加して、ID/PASSを知っている人だけが利用できるように設定したい。(お友達内とか、企業内のみ等、利用者限定をしたい。)
そうしないと、ミサカが10000万人で利用する、無料のWeb会議システムになってしまって、AWSの利用料で朝起きたら破産する可能性があるためです。

開始前に

以前作成したJitsiのEC2を作業前に起動して、接続確認を行ってみましたが、つながりません。
確認したところ、EC2の「パブリック IPv4 アドレス オープンアドレス」(EC2に付与されたグローバルIP)が、変更されていました。
自動更新まで3日程度。ちょっと想定外の速さです。
AWSのEIP利用を検討する必要があるかもしれません。(月1000円くらい)
もっとも、、、実験なので、今のところ不要の認識です。

.env設定ファイルの設定

docker-composeで利用する.envファイルを設定します。

# Enable authentication
#ENABLE_AUTH=1
+ENABLE_AUTH=1

設定反映のために、Docker再起動を行います。

[root@meet docker-jitsi-meet]# docker-compose stop
[+] Running 4/4
 ⠿ Container docker-jitsi-meet-web-1      Stopped                                                                                                           3.7s
 ⠿ Container docker-jitsi-meet-jicofo-1   Stopped                                                                                                           3.9s
 ⠿ Container docker-jitsi-meet-jvb-1      Stopped                                                                                                           4.0s
 ⠿ Container docker-jitsi-meet-prosody-1  Stopped                                                                                                           3.6s
[root@meet docker-jitsi-meet]# docker-compose up -d
[+] Running 4/4
 ⠿ Container docker-jitsi-meet-prosody-1  Started                                                                                                           1.5s
 ⠿ Container docker-jitsi-meet-web-1      Started                                                                                                           1.5s
 ⠿ Container docker-jitsi-meet-jicofo-1   Started                                                                                                           3.5s
 ⠿ Container docker-jitsi-meet-jvb-1      Started                                                                                                           3.6s
[root@meet docker-jitsi-meet]#

接続テスト

接続したタイミングで、認証用のポップアップが出ましたが、ID/PASSがないことに気が付きました。
しかし、一応は成功しています。

ID/PASSの設定

ID/PASSを設定する方法を検討しました。
JitsiのWeb画面からは登録はできないようです。
調べたところ、Jitsiの構成要素のXMPPサーバーである、Prosodyにコマンド登録する必要があるようです。

https://jitsi.github.io/handbook/docs/devops-guide/devops-guide-docker
[root@meet docker-jitsi-meet]# docker-compose exec prosody prosodyctl --config /config/prosody.cfg.lua register user meet.jitsi password
[root@meet docker-jitsi-meet]#




どうやら、ユーザー認証はうまくいったようです。

しかし、この状態だと、全員が、ID/PASSを入力しないと会議になりません。
これでは、社外の人と一時的に、Web会議する際に、毎回ID/PASSを発行する必要があり、利用に制約が生まれてしまいます。

ルームを作るときだけ認証が必要で、2人目からは認証不要にする設定

以下のマニュアルを参考にしました。

https://jitsi.github.io/handbook/docs/devops-guide/devops-guide-docker
.envファイルに以下の設定を追加して、Dockerコンテナを再起動します。
ちょっと困ったことに、全員ID/PASSが必要な設定の場合には、URL入力後すぐに、ID/PASSの入力画面が出てきますが、この設定にした場合には、名前入力後、ルームにログインした後に、ID/PASSが出るように認証のフローが変わります。(ここで悩みました。)
# Enable authentication
#ENABLE_AUTH=1
+ENABLE_AUTH=1

# Enable guest access
#ENABLE_GUESTS=1
+ENABLE_GUESTS=1

# Select authentication type: internal, jwt or ldap
#AUTH_TYPE=internal
+AUTH_TYPE=internal

+ENABLE_AUTO_LOGIN=1

ID/PASSを削除する(ログインユーザー削除)

https://prosody.im/doc/prosodyctl
上記マニュアルですが、registerとunregisterコマンドはデフォルトで非表示になっているとのことです。
リストに出ていないのが何故なのかは、私も知りたいです。OSSですからね。
この辺り、メーカー製品だと問い合わせできるので、さすがメーカー様との差があります。
[root@meet docker-jitsi-meet]# docker-compose exec prosody prosodyctl --config /config/prosody.cfg.lua unregister user meet.jitsi
[root@meet docker-jitsi-meet]#

また、ユーザーの追加や、削除を行った際には、以下でDockerの再起動が必要です。
この運用はちょっとまずいのかなと考えています。(後述)

[root@meet docker-jitsi-meet]# docker-compose stop
[+] Running 4/4
 ⠿ Container docker-jitsi-meet-jvb-1      Stopped                                                                                   4.1s
 ⠿ Container docker-jitsi-meet-web-1      Stopped                                                                                   3.6s
 ⠿ Container docker-jitsi-meet-jicofo-1   Stopped                                                                                   4.0s
 ⠿ Container docker-jitsi-meet-prosody-1  Stopped                                                                                   3.5s
[root@meet docker-jitsi-meet]# docker-compose up -d
[+] Running 4/4
 ⠿ Container docker-jitsi-meet-web-1      Started                                                                                   1.2s
 ⠿ Container docker-jitsi-meet-prosody-1  Started                                                                                   1.2s
 ⠿ Container docker-jitsi-meet-jicofo-1   Started                                                                                   3.1s
 ⠿ Container docker-jitsi-meet-jvb-1      Started                                                                                   3.1s
[root@meet docker-jitsi-meet]#

今後の課題

ユーザーの追加や削除など、コマンドで実施するのはいいとしても、システム再起動を要するのであれば、運用後の作業時間に様々な制約(問題)が生まれてしまいます。
例えば、Aさんが会議している状態で、新人のIDを登録したい場合、システム再起動が必要なると、Aさんの会議を中断させることになるため、誰も会議していない時間を狙ったユーザー管理になります。
→即時性のない、昔ながらのバッチ運用になってしまいます。
 よって、通常の運用では、容易に困ったことになることが予想されます。
この辺りがうまくできていないのが、OSSの制限ですね。(Zoomはよくできています。)
というわけで、運用を考慮した仕組みを検討していきたいですね。

※仕事で使うなら、運用を検討したうえで、ちゃんとした製品の検討をお勧めします。
 私なら、夜中にユーザー編集作業とかはちょっと避けたいです。

今回の所要時間

今回は、以下の理由でパラメタ設定だけにもかかわらず、時間がかかりました。
※しかし、これがOSSのコストなのだと考えていますし、利用者側に理解が必要な部分です。

  • 接続テストの認証画面の表示の順番が異なることで、設定がうまくいっているか同課の判断ができなかったこと。
  • ID/PASSを登録後にDocker再起動を忘れたために、反映できなかったこと

そういった、引っ掛かりがあって、5時間くらいの調査時間となりました。

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