AWS App Studioを使って商用レベルのアプリを2時間で作成・デプロイする
概要
AWS re:Invent 2024 の「AIM326-R Build & Deploy an enterprise-grade app in two hours with AWS App Studio」参加レポです。タイトルの通り、App Studioというローコードプラットフォームを利用して
2時間でエンタープライズレベルのアプリを作成するというセッションでした。
App Studio とは
App Studioとは、AWSを利用した、ローコードプラットフォームで下記のコンセプトでサービスを作成できる。
- UI
- Page
- Components
- Logic
- Autometion
(おそらく裏でStepFunctionsが動いている?) - Action
- Autometion
- Data
- Fileds
- Data Actions
- Connector
AWSのサービスや外部のサードパーティサービスとのインターフェース
AppStudioの特徴
セッションの中では、下記の2つを押していました。
- 200以上の AWSのサービス及び、3rdパーティサービスと統合
- IAMやOuthを利用したセキュリティの確保
AppStudioは誰に向けたサービスなのか
セッション内では、「Technical professionals who were familler with cloud, but dont write code full time」と紹介されていました。直訳すると「クラウドに精通しているが、フルタイムでコードを書くわけではない技術専門家」
ハンズオンの紹介
概要
AppStudioを使って下記の4つのモジュール(≒機能?)を持つ領収書管理アプリを作成するハンズオンでした。
ハンズオンを通して、Connector、UI、Logicの作成とデプロイまで体験できたので、紹介します。
- Receipt Processing
- Campaign Generator
- Embed Visuals using QuickSigh
- Embed 3rd Party Charts
Connector作成(S3)
まず他のAWSサービスや外部のサービスと接続するための「Connector」という部品を作ります。
AppStuudioのUIを選択していって最後にS3名などの情報を入力する。
UI作成(S3アップロード)
下記の画像のように事前に定義されたコンポーネントを配置するだけでS3に画像をアップロードする機能が作れました。
アップロード先のS3は事前に作成した、Connectorというインターフェースの部品を指定する。
Logic作成(S3からのデータ取得)
ロジック作成画面の使用感はほぼほぼStep Functionsと変わらないかなという印象でした。
デプロイ
App Studioのコンソールのデプロイボタンを押すとPublish Centerという画面に遷移して、10分程度でテスト環境に自動でデプロイされます。デプロイ完了メールが来るのが個人的には便利だなーと思いした。デプロイ後はURLをクリックすると環境にアクセスできるようになります。(Publish Centerでの本番環境にもデプロイまでは試せなかったです。)
感想
簡易的なUIデザインとAWSを活用してバックエンドを実装できるツールといった感じでした。ただ、UIは限られているので、凝ったデザインにしたいみたいな要件がある場合は難しそう...
セッション終わりにApp StudioのAnshika TandonさんにFigmaやAdobe XDのようなデザインツールからインポートしてコンバートできるようなプラグインはないか聞いてみましたが、現在はないものの技術的には可能だと思うとのことで、今後検討するとのことでした。
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