ChatGPT Teamプランを試してみる
とりあえずカタログスペック的なところを確認
利用可能なモデル
- GPT-4(32k)
- DALL-E 3
- GPT-4 Vision
- ブラウジング
- Advanced Data Analysis
- 画像および音声での入出力
- これらをより高い利用制限で使える。
ChatGPT Plusで使えるものは全部使えそうで、かつ、Plusの50メッセージ/3時間よりも利用制限は緩和されるっぽい。
プライバシー
- ビジネスデータや会話をトレーニングには使用しない
- チーム専用のセキュアなワークスペース
所有権: データの所有とコントロールはユーザー側
- 私たちは、あなたのビジネスデータ(ChatGPTチーム、ChatGPTエンタープライズ、または私たちのAPIプラットフォームからのデータ)をトレーニングしません。
- インプットとアウトプットの所有権はあなたにあります。
- データの保存期間を管理する(ChatGPT Enterprise)
コントロール 誰がアクセスできるかを決めるのはユーザ
- SAML SSO によるエンタープライズレベルの認証 (ChatGPT Enterprise と API)
- アクセスや利用可能な機能のきめ細かなコントロール
- カスタムモデルはあなただけが使用でき、他の誰とも共有されません。
セキュリティ: 包括的なコンプライアンス
- SOC 2 コンプライアンス監査済み (ChatGPT Enterprise と API)
- データの暗号化(AES-256)および転送中(TLS 1.2+)
- トラストポータルでセキュリティ対策をご確認ください。
上記を見る限り、Enterpriseに対してTeamsで違うところは、
- データの保存期間を管理できない
- SAML SSO認証はできない
- SOC2コンプライアンス監査の対象ではない?
あたりなのかな
GPTs
- ワークスペース専用のカスタムGPTsを作成できる
管理
- ワークスペースやチームの管理者コンソールが提供される
- チームメンバーのバルク管理
- 管理者権限(他の権限もありそう?)
その他
- 新機能や改善に対するアーリーアクセスが利用可能
料金
- 1ユーザーあたり
- $30(月払い)
- $25(年払い)
Plusからアップデートしてみようと思ったけど、最低2ユーザーからになるみたい(1ユーザーにはできない)
試しにやってみる。
PlusからTeamsへのアップグレード
"Upgrade to Team"を選択
ワークスペース名を入力して進む
プランを選択。自分は月払いを選択、シートは2が最小なので、このまま進む。
次に、クレカ情報入力画面が出てくるので入力して進む、完了すると以下の画面になる。
チームのメンバーを招待する。メアドを直接入力するか、CSVでもできるみたい。今回はスキップ。
ワークスペースの設定は完了
初回のみ多分こんな表示がされるんだろうと思う。入力データの学習はデフォルトでされないようになっている様子。
ロールの設定?っぽい画面が出てくる。"This will help us tailor ChatGPT for you."とあるけど、スキップできるようなので、どちらかというと統計目的なのかな?と推測。スキップして進めることにする。
おなじみの画面が出てくる。というか、Plusで使っていた時の履歴とかが見えない。。。
ということで、左下のアイコンをクリックしてみると、どうやらTeamsとPersonalでアカウントを切り替えれる様子。Personaに戻したら過去の履歴も見えた。
利用制限はここで見れた。100メッセージ/3時間になってるっぽい。
管理画面を見てみる
こんな感じで、ユーザーと招待の管理ができるっぽい。
ちなみにロールだけども、"Owner", "Admin", "Member"の3種類っぽい。機能差はユーザ追加してみないとわからないけど、少なくともBillingの設定はOwnerのみになっている模様。
Settingsを見てみる。
Teamsで設定できるのは、ワークスペース外のサードパーティGPTsを許可するかしないかだけで、あとの設定はEnterpriseじゃないとさわれないっぽい。サードパーティGPTsはデフォルトで許可されていた。
あとの設定を見る限り、
- チャットはワークスペース内のみで共有可能
- GPTsはワークスペース内の全員が利用可能
- ワークスペース用GPTsの機能は全て有効
- データの保存期間は期限なし
というのがTeams固定の設定で、Enterpriseだとこれをさらに細かく制御ができる、ってことなのかなー?と推測してる。
なお、"Analytics"と"Identity & Provisioning"はEnterpriseのみらしい、Analyticsとか企業ユースだと欲しいだろうなという気がする、どこまで見れるかにもよるんだろうけど。
API側もなんか変わるのかなと思ったけど、何も変わってなかった。
APIの方には、そもそもOrganizationとかTeamの概念があるし、開発者しか必要ない気もするので、まあ管理も別ってことなんだと思う。
Enterpriseの話を全く持って聞かないし、申請したけどレス何もないみたいな声が多い印象なので、企業向けに使うなら実質これになるのかなぁという気がするが、大規模な企業だとちょっと足りないかもね(監査とか。)小規模向けには良いんじゃないかという気がする。
ちょっと使ってみて解約も試してみる予定。
あと、学習はされないとあるが、閲覧がされないかは別なので確認が必要。
以下の個々のFAQを参考に。
General FAQ
OpenAI は、私のビジネスデータをレビューしますか?
OpenAI は、OpenAI のサービスがどのように利用されているかをよりよく理解するためなど、OpenAI のサービスに送信されたビジネスデータを、自動コンテンツ分類ツールや安全ツールに通すことがあります。作成される分類は、ビジネスデータに関するメタデータですが、ビジネスデータそのものを含むものではありません。ビジネスデータは、サービスごとに以下に説明するように、人によるレビューの対象となるだけです。
ChatGPT Team FAQ
ChatGPT Teamの会話やチャット履歴は誰が閲覧できますか?
組織内では、エンドユーザーのみが会話を閲覧できます。ワークスペースの管理者は、ワークスペースとアクセスを制御できます。弊社のシステムに保存された会話へのアクセスは、(1) エンジニアリングサポート、潜在的なプラットフォームの不正使用の調査、および法令遵守のためにアクセスを必要とする権限のある従業員、および(2) 守秘義務とセキュリティ義務に拘束され、不正使用や誤用がないかを確認するためだけの専門的な第三者請負業者に限定されています。
なので、一応閲覧される可能性はある、ということで。
ただ、じゃあAPIは完全か?というと、一応閲覧はされうるようなので、この辺が気になるならAzureで監視解除申請してもらうとかになりそう。
保存されたAPI入力、出力、微調整データは誰が閲覧できますか?
当社のシステムに保存されているAPIビジネスデータへのアクセスは、(1)エンジニアリングサポート、潜在的なプラットフォーム不正使用の調査、および法令遵守のためにアクセスを必要とする権限を与えられた従業員、および(2)機密保持義務およびセキュリティ義務に拘束され、不正使用や誤用がないかどうかを確認することのみを目的とする専門の第三者請負業者に限定されています。
ChatGPT Teamはどのようなコンプライアンス基準を満たしていますか?
ChatGPT Teamのセキュリティ対策は、セキュリティホワイトペーパー(SOC2準拠近日公開予定)に詳しく記載されています。詳しくはトラストポータルをご覧ください。
SOC2準拠「予定」ということっぽい。
たしかにアップグレードじゃなくて新しいサブスクリプションのように見えるのよなぁ、果たしてどうなのか。
メール来てた
翻訳
いつも ChatGPT をご利用いただきありがとうございます!ChatGPTプラスとチームワークスペースの両方をお持ちの方は、プラスワークスペースのデータをチームワークスペースに統合し、1つのサブスクリプションを維持するオプションがあります。
また、個人ワークスペースとチームワークスペースを分けて管理することもできます。その場合、何もする必要はありません。
ワークスペースの統合を行うには、ChatGPTチームワークスペースの "設定 "から "データコントロール "に移動し、"個人ワークスペースからデータを統合する "を選択してください。
ワークスペースのマージは元に戻せません。チームから削除されたり、ワークスペースが非アクティブになったりすると、データにアクセスできなくなります。
個人のワークスペースを移行すると、チャット履歴と GPT は引き継がれますが、カスタム指示やプラグインなどのその他の情報は削除されます。移行後、Plus のサブスクリプションはキャンセルされて返金され、個人のワークスペースは削除されます。チーム ワークスペースに招待したメンバーは、個人の ChatGPT ワークスペース データをチーム ワークスペースにマージすることもできます。
ご不明な点がございましたら、ヘルプセンターまでお問い合わせください。
なるほど、やっぱり支払い的には別になるみたいで、オプションとして個人のワークスペースをTeamのほうに統合できると。
Teamアカウント側で見てみると確かにオプションあるな。ちょっと考えよう。家族向けにもあってもいいかという気もしているし。