第2話 centOS7インストール編 ~ 実践!Hyper-Vで開発環境構築! CentOS7+VSCode+Laravel
はじめに
これは初めてhyper-VでCentOS7をインストールする人向けの記事です
必要なもの
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windows11 pro (Hyper-Vを動かすために必要)
windwos10 proでも可
windows10または11でhome
の場合は基本的にHyper-Vは使用できないようですが
ググると禁断の魔法があるとかないとか・・・。 -
エラーを克服しようとする根性
この記事を書いているのは2024年6月7日なのですが
残念なことにCentOS7のサポートが今月末で終了します。
もしかすると、本記事で紹介する手順では上手く行かないことが発生するかもしれません。
そんな時は、それでもCentOS7を使い続けようと試行錯誤する、つよつよエンジニア様の有益記事がググればあるかもしれませんので諦めないで挑戦してみましょう。 -
CentOS7のイメージファイル
この記事ではCentOS7のイメージファイルが手元にありこれから
Hyper-Vにインストールする人向けに解説しています。
もし、まだ手元にイメージファイルを入手していない場合は以下記事を参考に
入手してから本記事を閲覧頂ければと思います
本題
1.Hyper-Vの有効化
※この記事はHyper-Vが実行可能な環境を前提に解説しています。
1.Windowsの機能の有効化と無効化を開く
winキー
またはwinキー + R
で検索窓が表示されるので
optionalfeatures
と入力してenter
。
このようなウィンドウが表示されたらHyper-Vに全てチェック入れてOK
その後PCを一度再起動します。
2.Hyper-Vマネージャーで仮想マシンを新規作成する
1.Hyper-Vマネージャーの起動
winキー
またはwinキー + R
で検索窓を表示して
virtmgmt.msc
と入力してenter
。
このようなウィンドウが表示されたら
右側[操作
]ペインにある[新規
]→[仮想マシン(M)...
]を選択します。
2.仮想マシンの新規作成ウィザード
このようなウィンドウが表示されたら次へ(N)
を選択して
以下の設定内容で進めていきます。
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名前と場所の指定
名前は任意ですが今回はCentOS7とします。
ここでの名前は仮想マシン作成後の識別用の名前として使用されます。
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世代の指定
CentOS7の場合は第1世代を選択します。
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メモリの割り当て
メモリは多ければ多いほど快適に動作しますが、重い処理を想定していないので
今回は最低限のメモリ1024MBを割り当てしています。 -
ネットワークの構成
とりあえず、Default Switchを選択します。後ほど接続は変更しますが、
CentOS7インストール時にはネットワークに接続している必要があるため
このように設定しておきます。 -
仮想ハードディスクの接続
デフォルトの内容で進めます。
PCの空き容量が残り少ない時はサイズを変更しても問題ありません。
必要最小ディスク容量は10GBのようです。 -
インストール オプション
ブート CD/DVD-ROMからオペレーティングシステムをインストールするにチェックを入れ
イメージファイル(CentOS7)がある場所を参照から選択してください。 -
要約
ようやくここまで来ました。
設定内容を確認しても問題なければ完了(F)
を選択すると仮想マシンが作成されます。
3.CentOS7をインストール
やっと、CentOS7をインストール出来るところまで来ました。
ここから段々とエンジニアっぽくなっていきます。
1.仮想マシンを起動
[仮想マシン
]ペインにあるCentOS7をダブルクリック
真ん中にある起動
をクリック もしくは ctrl + s
でついに起動!
2.CentOS7 セットアップウィザード
ん? なんかカウントダウンしてる。なんだこれ。
そのままカウントダウンを待っても大丈夫ですが、不要なメディアテストが実行されて
少し待たされてしまいます。
↑キー
でInstall CentOS 7を選択してenter
しちゃいましょう。
すぐにセットアップ画面が表示されます。
残念ながらカウントダウン以内に選択が出来なかった場合は、しばし待ちましょう。
いずれセットアップ画面が表示されます。
-
言語の選択
このような画面が表示されます。
しかし、デフォルトは英語のようです。
私たち日本人は日本語という母国語がありますので変更してしまいましょう。そのまま
j
と入力すると候補に日本語が出てくるのでそれを選択して続行(C)
-
インストールの概要
なにやら色々な設定項目があるようですね。
それぞれ設定していきましょう。-
地域設定
先ほどの言語選択から自動的に設定されているようです。
問題はないのでこのままでOKです -
ソフトウェア
インストールソースはこのままでOKです
ソフトウェアの選択は実は色々選べますが、不必要ものも多くあります。
それらの取捨選択は大変なので今回は最小限のインストールで進めます。 -
システム
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インストール先
なにやら警告が出ています。このままでは進めなさそうなので設定していきます。
左上にある
完了(D)
を選択でOKです。 -
KDUMP
これはCentOS7がクラッシュしたときにログに記録するかどうかの設定です。
デフォルトでは有効になっていますが、今回は不要のためチェックを外して無効化
します。 -
ネットワークとホスト名
デフォルトではスイッチがオフになっていますのでオンにします
Ethernet (eth0)の下部が接続済みですになればネットワーク接続が出来ます。左下のホスト名はデフォルトではlocalhost.localdomainになっている。
今回はCentOS7に変更して適用(A)
をしておく
右下の現在のホスト名がCentOS7に変更されていればOK。完了(D)
をクリックする。 -
コンテンツポリシー
今回は特に考える必要がないため設定不要。
-
このような設定になれば右下にある
インストールの開始(B)
でインストールを行う。 -
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インストール
インストールが開始される。
その間にrootパスワードとユーザー作成を行う。-
rootパスワード
rootのパスワードは英字大小、数字及び記号を混ぜ8桁以上が推奨される。
今回はローカルに作成したHyper-V内での使用のため分かりやすいrootで作成。
ただし、非推奨なパスワードなため左上にある完了(D)
を2回押す必要がある。 -
ユーザー作成
開発環境構築する上では作成しなくてもよいので今回はスルーします。
問題なければ設定完了(F)
を選択。このような画面になればインストール完了です。
右下の再起動(R)
を選択するとCentOSが起動します。 -
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CentOS7の起動確認
このような画面が表示されたら先ほど設定した
ID: root
PW: root
でログインしてみましょう。このように
[root@CentOS7 ~]#
と表示されたらログイン成功です。
これでCentOS7のインストールが完了しました。試しに
pwd
とかwhoami
とかls
とか打ってみるとよいでしょう。
さいごに
今回はGUIの操作がメインのため画像を多用した結果、なかなかのボリュームになりました。
地味に色々とエラーに遭遇しましたが、それは別の記事にしたいと思います。
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