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case式のススメ
はじめに
case式は、SQL-92で標準SQLに取り入れられました。
便利な反面、初級者にとって少しわかりづらいところもあるのも事実です。
具体例を通してcase式の考え方と便利な使い方についてまとめていきます。
case式の構文
まず、case式の基本的な文法から解説しましょう。
case式の書式には2つの種類があります。
- 単純case式(simple case)
case sex
when '1' then '男'
when '2' then '女'
else 'その他' end
- 検索case式(searched case)
case
when sex = '1' then '男'
when sex = '2' then '女'
else 'その他' end
この2つは、どちらも同じ動作をします。
「性別(sex)」列が '1' なら「男」へ、 '2' なら「女」へ読み替えているわけです。
単純case式の方が、その名の通り簡潔に書けますが、できることも限られています。
単純case式でかける条件は、検索case式でも書くことができるので検索case式の方がおすすめです。
また、case式の評価は、真になるwhen句が見つかった時点で打ち切られて、残りのwhen句は無視されるので、そのことを意識してコーディングする必要があります。
このスクラップは2023/11/10にクローズされました