AWS認定資格12冠までの道のりを振り返ってみる
はじめに
2024/09/30、個人的に目標としていたAWS認定資格12冠を達成できました。
一区切りついたこの機会に、振り返りと次なるアクションの宣言の場として本記事を執筆しました。
また、AWSに限らず資格取得を目指す方、目標に向かって日々取り組んでいる方へ、良き刺激になれれば幸いです。
学びのきっかけ
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AWSへの苦手意識を克服するため
新卒入社後の研修でAWSにふれる機会がありました。IT初心者の私からすると、もう何が何だか分からず苦悩の毎日でした。「サーバレスって何ぞや」、「そもそもサーバーとは?」という感じです。「もうAWSなんで懲り懲りだ」と苦手意識が定着しました。このままではマズイという危機感に駆られ、AWSを真剣に学び始めました(いつの間にか12冠を目指す雰囲気になっていました)。 -
自分の武器(得意分野)を創るため
入社当初、AI関連のプロジェクトに参画しました。AIを突き詰めると次第に数学へ行きつき、数学が苦手なタイプの理系の私にはちょっと厳しいなと。ということでAWSへのジョブチェンジを決意しました。
苦手から逃避した先のAWSですが、今では自身の武器となり活躍の場を広げてくれています。 -
流行へ対応するため
クラウドの知識や考え方はこれからの時代において誰しもがデフォルトとしてもつべきものだ、という感性に従いました。
受験スケジュール
受験日やスコアを振り返ります。
# | Certification exams | My score | Minimum passing score | Exam date |
---|---|---|---|---|
1 | CLF-C01 | 778 | 700 | 2022/07/30 |
2 | SAA-C02 | 774 | 720 | 2022/08/27 |
3 | SAP-C02 | 764 | 750 | 2023/03/21 |
4 | SOA-C02 | 745 | 720 | 2023/07/10 |
5 | DVA-C02 | 800 | 720 | 2023/09/04 |
6 | DOP-C02 | 787 | 750 | 2024/02/26 |
7 | SCS-C02 | 778 | 750 | 2024/03/29 |
8 | ANS-C01 | 759 | 750 | 2024/05/10 |
9 | DEA-C01 | 799 | 720 | 2024/06/24 |
10 | MLS-C01 | 893 | 750 | 2024/07/29 |
11 | AI1-C01 | 764 | 700 | 2024/08/29 |
12 | ME1-C01 | 780 | 720 | 2024/09/30 |
- 一番困難だった試験はSAP
- 2回不合格を経験し、3度目でようやく合格しました。
- SAP以外の試験は1発合格!!!(。´・ω・)?
- 序盤でSAPを取得できたため、以降の試験が大分ラクに感じました。
- 問題が難しいことに加え、問題数や1問あたりの文章量が多く、体力と集中力が求められました。
- スケジュール感
- 当初は「1年に3つくらい取得したいな」と何となく考えていました。
- しかし、1年で12冠を達成した同期が身近にいたため、自分の考えは甘いと悟りました。
- 今年度は1か月に1つのペースで受験することを心掛けました。
- 受験順序
- 結果的に、CLF→SAA→→・・・→AI1→ME1と受験する順番が最適だったと感じています。
- 特に後半は下記のような繋がりがみられ、非常に効率良く対策できました。
- DEA:データ分析/変換、データへのアクセス制御、データ管理。
- MLS:データの収集、保存、加工から、Amazon Sagemakerを用いた学習モデル(AI)の作成とモデル評価。
- AI1, ME1:MLSで問われたモデルの精度評価指標、本番環境へのモデルデプロイ戦略、データ品質/モデル品質のモニタリング、Bias/Feature Attribution Driftなどに加え、Amazon Bedrockを用いた生成AI利活用。
資格ホルダーになって変わったこと
- 本格的なAWS案件にアサインされる
- 2023年夏頃からAWSをメインで扱う案件にアサインされました。
- 以前から希望していましたが、資格取得実績があってこそのアサインでした。
- 客観的なやる気を証明することで希望の進路へ舵を切れました。
- AWSのことで質問される
- 同期やチームメンバーからAWSの技術的な質問を受けるようになりました。
- 頼られることが増え、自身の成長を実感しています。
- まだまだ実務経験が乏しく、理解が浅いことも重なって自信をもって答えることができなことも多々あります。
- 成長の余地あり!!!(* ˘꒳˘)⁾⁾ウンウン
- 仲間が増える
- AWS関連の社内コミュニティやイベントに積極的に参加するようになりました。
- 毎日PCと向き合っているだけでは得ることのできない体験を噛み締めています。
次なるアクション
- アウトプットを増やす
- 本記事を記念すべき1本目とし、テックブログを定期的に執筆する。
- ハンズオンを通して机上の空論から脱却する(気軽に手を動かして作ってみる)。
- Markdown記法にも徐々に慣れたいところ。
- 仲間を増やす
- 社内/社外を問わずAWSで人との繋がりをさらに広げる。
- 社外コミュニティに参加する。
さいごに
こうして振り返ってみると、入社当初からは考えられないくらい成長している(はず)と感じます。
技術の進歩は早いですし、すべてをキャッチアップするのは不可能かもしれません。また、基本的な知識(ネットワーク、セキュリティ、品質)や開発者としての力もまだまだ足りません。挙げるときりがないです。
着実な成長を確認し、引き続き次のアクションを通してさらなる飛躍へ繋げていきたいと思います。
なんてことない記事ですが、ご一読いただき、ありがとうございました。
(再認定へつづく)
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