MuseNetの使い方
はじめに
MuseNetとはOpenAIが公開している,自動で音楽を作成してくれるツールです.モーツァルトの曲を基に,ショパン風のスタイル曲を作成することができます.その設定はクリックするだけで簡単に行えます.
Musenetへのアクセス
MuseNetへのアクセスはこちらをクリックしてください.
使い方
MuseNetの簡単な使い方を紹介します.MuseNetでは簡単に作曲ができるシンプルモードと,楽器の種類や曲の出だしなど細かい部分まで指定できるアドバンスドモードの二つがありますが,現在はシンプルモードでしか動かせないため,シンプルモードの説明をします.
まずMuseNetのページにアクセスすると,以下のような画面が出てきます.
この画面を下にスクロールすると,以下のような画面が出てきます.
この画面で自動作曲を行います.
スタイルを決める
まずはじめに,曲のスタイルを決めます.
画面のCompose in the style of Chopinと書いてある部分の三角ボタンを押してください.ボタンを押すと以下のような画面になります.
ここでショパン風,モーツァルト風,ラフマニノフ風など計6つのスタイルを決めることができます.
どの曲を基にするか決める
次にどの曲を基に自動作曲をするのかを決めます.
画面のstarting with Mozart’s Rondo alla Turcaと書いてある部分の三角のボタンを押してください.
ボタンを押すと以下のような画面が出ます.
ここで,モーツァルトのトルコ行進曲や,レディーガガのPOKER FACEなど5つの曲かどの曲も基にしないかの計6つを選ぶことができます.
曲を生成する
試しに曲を生成してみましょう.今回はデフォルトの設定でなっている,ショパン風にトルコ行進曲を基にした曲を生成します.
生成をするには,→を押してください.
読み込みが完了すると,以下のような画面が出てきます.
再生ボタンを押すと生成された曲を聞くことができます.また,同時に4つ生成されるのでそれぞれ聞き比べてみてください.
再生ボタンを押すと,少し変わったトルコ行進曲のような曲を聞くことができます.
このように,スタイルとどの曲を基にするかを決めることで,誰でも楽曲を生成することができます.
どのように曲が作られているのか
MuseNetでは簡単に曲を生成することができますがどのような仕組みで動いているのかを説明します.
MuseNetは大量のMIDI音楽ファイルを学習し,様々なジャンルやスタイルの音楽を作成しています.
「Transformer」という種類のニューラルネットワークというAIアーキテクチャを使用し,一つの音符から次の音符へと予測を行い,それを繰り返すことで新しい音楽を作り出します.
おわりに
この記事では,MuseNetを使った楽曲の生成方法について書きました.
シンプルモードでの生成しか行っていないので,アドバンスドモードが使用できるようになったら,是非試してみてください.ありがとうございました.
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