Fuckin'なACM Tex作成環境を作るために
|ω・`)ノ ヤァ
どうも初の記事投稿になります。ksk432です。
技術力カスな人間なので、Zennの投稿をする気がないのですが、学会で投稿をする論文の作成をするときに苦労したのでその環境構築の備忘録を書いておこうかなと思いました。多分テーマがニッチすぎて参考にできる文献が少ないと思うので、困った人もいるのではないのでしょうか。
まぁ正直この時代にoverleafではなく、LaTex環境をローカルで作るのはちょっとおかしいかもしれないのですが、複雑な事情がありまして...。(というか普通にoverleafをローカルで構築したほうがよくね?)
Texの実行環境の作成方法はたくさんの素晴らしい記事があるのでそちらを参照してください。今回はTex LiveでLaTexの環境を構築したのち、それを用いてACM formatで論文を書く方法についてのみまとめたいと思います。
行程は、
- ACM Tex Templateのダウンロード
- ACMの論文フォーマットに必要なpackageをダウンロード
だけで完了をするのですが、2番目がクセあります(これは未経験だから)。この癖が強い理由は、acm templateの中にあるacmart.clsファイルに記述されている\RequirePackageのパッケージを用意するのが若干面倒だからです。
必要なpackageはACMがまとめているのですが、これをすべてダウンロードするのが面倒ということですね。普通に何回もtex作りで実行をしてerrorを受けてそのパッケージを入れるというのも手ではあるのですがシンプルに面倒なので、自動的にパッケージを入れるシステムないし効果的にパッケージを入れるシステムを作る必要があると思います。
とのことで自作で一応コードも書いてみました。結構処理は簡単だとおもうので模倣可能でわざわざ書くつもりないと思うのですが、あげておきたいと思っています。
このコードで躓いた要素を書きたいと思います。普通にぼくの書いたコードでは、balance packageとmanyfoot packageを別でimportする必要があります。これは普通にtex liveを使っても検索でヒットしないみたいなので、少し厄介かもしれないです。
balance packageとmanyfoot packageはncctools, preprintの中に入っているので、これをいったんダウンロードしてください。このファイルにはdtx(パッケージ本体と説明文書を合わせたもの)ファイルとins( styファイルを生成するためのもの)ファイルが入っており、styファイルは入っていないので、別途styファイルを生成する必要があります。
ダウンロードしたら、balance.insとmanyfoot.insが入っているので、ターミナルでパスをそれらが入っているフォルダに設定して、
latex ~~~.ins
を実行します。
ほんとはこれだけなのかと思ったのですが、思いがけず、ちゃんと実行されなかったので、ローカルもちゃんと更新しなければいけないということがわかります。ちゃんとtexhashで更新をしましょう。
さぁ、みんなもこれでローカル環境構築をして、どこでもなんでも論文を書いてどんどんsubmitしよう。
[参考文献]
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