「世界一流エンジニアの思考法」という本を読んだ
この本を知ったきっかけ
この本はX(旧Twitter)で存在を知りました。
著者は海外のエンジニアで、現在はマイクロソフトに勤務していると知り、マイクロソフトで働く強強エンジニアの考え方を学べるなんて買わない手はないと思い、すぐに購入しました。
よかった点
本書には、著者がマイクロソフトでエンジニアとして働く中で得た知見やチップスが豊富に書かれており、全体的に非常に参考になりました。
その中でも、個人的に特に印象に残った点を3つ挙げます。
1. Be Lazyというマインドセット
「より少ない時間で価値を最大化する」という考え方が紹介されていました。私は実装の細部にこだわったり全体から見ると大したことがない不具合の修正に時間を使ったりと今思うとアウトプットを軽視するような動きをしていたなと感じます。
もしBe Lazyというマインドセットが身にしみればより価値あることに時間を使えて、会社もステークホルダーもハッピーになるのではと思いました。
2. 情報量を減らす大切さ
エンジニアとしての業務では、多くの情報を処理する必要がありますが、著者は「情報量を減らす」ことの重要性を強調しています。
仕事を進める上で、自身も他者も情報量が少なく進められるならそれに越したことはありません。
今まで私は他者に相談や依頼をする際、めちゃくちゃ長文で依頼の詳細・補足情報含めて送っていたのですが、この考え方を知ってから情報を小出しにすることの大切さを感じ実践するようになりました。
3. 納期がなく、マネージャも急かさない
マイクロソフトのような大企業であっても、納期に縛られず、上司からも無理に急かされることがない環境で働いているという点が印象的でした。
納期がないというのは、言い換えればその人が実装し終わった時が納期ということでそれが社内で共通認識としてあるのは良いなぁと思いました。
自分の経験上、納期を作るとそれに間に合わせるためにどこかしらに歪みが生まれると考えてます。
特にコードに現れやすいかなと思ってて、納期に追われて書かれたコードはメンテしにくく、不具合が出やすい傾向があると感じてます。
納期がない開発を体験してみたい…。
まとめ
『世界一流エンジニアの思考法』は、他にもためになる項目がたくさんあり時間をおいて読み返すとことで著者である牛尾さんやマイクロソフトのエンジニアの方々に少し近づけるのではないかと思いました。
ビルド・CIの待ち時間にでも読み返してみます。
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