Codename Gooseを使ってみてわかったこと
Codename Gooseとは
Twitterの創業者、ジャックドーシー率いるBlock社のオープンソースのAIエージェントです。デスクトップアプリで使えて、
からダウンロードできます。Githubのレポジトリはこちら。
TL;DR
- Gooseは結論、ローカルで動くMCP利用のAIアシスタントという感じ。(よく読むと最初からそうw)For Engineerと書いてあったのでCursorやClineのようなプログラミングのためのツールかと思ったが違った。エンジニアでなくても誰でも使えると思う。
- ビルトインのMCPにGithubやFigmaがあるがまだ少ない。
- MCPで「Memory」を有効化することで長期記憶がサポートされるらしく長期的にいい相棒になりそう
- 無料で使える(Ollamaでローカルに落としたLLMを使える)
- ClaudeデスクトップでMCPをめっちゃ活用している人、無料で使えるようになったよ
初期設定
超簡単でした。
1. モデルの選択
この7つの選択肢から選べます。
最初はプログラミング用途だと思っていたので今回はOpenRouterでAnthropicのモデルを設定しました。
2. MCPの設定
MCPの説明は省略します。
ビルトインのMCPを有効化しました。
MemoryとComputer Controllerです。
追加でインストールできます。GithubとFigmaを入れておきました。
3. 追記:DeepSeekの設定方法
これがちょっと厄介でしたので書き残そうと思います。
(面倒な場合、中華系を使いたくない場合Geminiの無料枠を使うという手もあります)
-
Ollamaのダウンロード
こちらから
https://ollama.com/download -
Terminal、コマンドプロンプトを開いて以下を入力
ollama run michaelneale/deepseek-r1-goose
今の所、goose用にカスタマイズされたものしか使えないようです。
-
設定ページで、Ollama x michaelneale/deepseek-r1-gooseを追加する
-
チャット画面で正しく設定されていれば完了です。
注意:チャット画面で使う際は、必ず
ollama run michaelneale/deepseek-r1-goose
を実行して起動してください。
詳しくはドキュメントを参照してください。
試す
1. コーディング
まあ、これは正直やる意味がなかったです。(笑)
Sonnetが動かしたので普通にいい感じでした。
謎のRPG風?のゲームを作ってくれました。
「VSCodeで開いて」と言ったら問題なく開いてくれました。
2. デスクトップに埋もれたPDFを探してもらう
僕は、日本代表レベルにデスクトップが汚いので探したい書類がなかなか探せません。
今回は、大昔に読もうと思っていた論文を探しあててもらいました。
無事Finderで開かれました。5秒程度で見つけてくれました。
人力で探していたら5分かかっていたかもしれません。
3. デスクトップの請求書などの書類をGoogleDriveの指定のフォルダにアップロードする
請求書をチャットでもらったりすると、一旦ローカルに保存する人も多いと思います。僕もその1人で面倒さを感じていました。ローカルにある書類をDriveの指定のフォルダにアップロードしてみます。
↑これをやろうと思っていたのですが、Google DriveのMCPが使えなくなっていました。。。
公式で対応しているとの記事があったので使えるようになるとは思っています。
またアップデートします。
ツラミ
- インプットが日本語対応していないのでEnterを押すとメッセージが入力されてしまう。
- DeepSeekはかなり動作が遅い、、(70Bのモデルだから?)
- brewで色んなpackageを勝手に入れようとしてくる。
- MCPがまだ拡充されていないのでできることは限られている。
最後に
色んなモデルでもMCPが使えるの感動。
Claude DesktopでMCPを使いまくっていた人にとっては革命的ではないだろうか。
そして、この鳥のエフェクトがカッケェ。
Discussion