ServiceNow Hackathon 2023 参加レポート [広島大学＆慶應義塾大学アカデミックチーム]
8/31に泉ガーデンギャラリーで開催されたServiceNow Japan Hackathon 2023に、広島大学と慶應義塾大学の合同チームである「広島大学＆慶應義塾大学アカデミックチーム」が参加しました。この記事は、「広島大学＆慶應義塾大学アカデミックチーム」メンバーの共同執筆です。
「広島大学＆慶應義塾大学アカデミックチーム」 とは
2021年度に広島大学で開始された「テクニカルトレーニング＋インターンシップ」ハイブリッドプログラムの3年目となる本年は、慶應義塾大学と共同で「University Program」となり、約6ヶ月間のトレーニングののち、ServiceNowを利用する企業へのインターンシップを行うプログラムです。このプログラムの参加者のうち、４名でハッカソンに参加しました。
開発したアプリについて
コンセプト
「企業が進んでユニークな記事を書く」、「学生が自ら興味を広げられる」、「教員の負担なく授業と融合できる」ことを三つの柱として、企業が、実務内容と合わせた内容の記事(教科書の問題演習＋コラムのようなもの)を書くアプリを開発しました。
技術面
Metaの自動入力
Knowlegde Baseを元に構築した記事の入力部分には、検索時に利用されるMetaフィールドを記事の内容を元に自動で入力する仕組みを開発しました。
記事の認証システム
教育機関が記事の内容を個別に精査する手間を省くため、記事の認証システムを実装しました。
Virtual Agent x NLU x ChatGPT
学生が自ら興味ある記事を検索できるように、Virtual Agentを用いた検索機能を実装しました。NLUを用いて異なる文面での検索にも対応しています。また、ChatGPTを用いて学生の興味のある分野をさらに深掘りできる仕組みを実装しています。
実装のポイント
特にNLUが簡単に実装できたのが印象的でした。想定の文面を学習させるだけで良い精度で応答しますし、何よりも実装がとても簡単で驚きました。
ChatGPTとの連携については、Teams通知を実装したナレッジを生かすことで実装できました。WebAPIが有効に使えるとアプリケーションの幅が広がって楽しいですね。
反省点
ServiceNowの標準機能を組み合わせた全体的な完成度を高め、ユーザがこのアプリを使用する上での良い体験を上手く表現する必要があった。
メンバーからのコメント
Kouki
一次審査を突破できなかったことは残念でしたが、他社さんのアイデアにあふれたプレゼンを聞いてたくさん学ぶことができました。大学を跨いだチームということで開発は全てオンラインでしたが、発表は対面で一緒にでき楽しかったです。交流会やKahootを使ったクイズ大会など楽しい仕掛けもあり、開発期間から発表まで忙しくも楽しいイベントでした。また来年ぜひリベンジしたいです！
Daichi
まずは、名だたる企業の皆さんが参加する中で、唯一の学生チームとして最後のプレゼンまでやり切れたことを非常にうれしく思います。一次審査で通らず、悔しい気持ちが大きいですが、このハッカソンを通して他チームからの気づきや自分の不足点などさまざまなことを学ぶことができた非常に価値のある経験でした。また、澤円さんの講演やヨガ、交流会など興味深いイベントが多々あり、非常に楽しかったです。ここで学んだことや新たな出会いを大切に、これからも精進していきたいです。
Hakuraku
第二回目の参加で、とても楽しい機会をいただきました。昨年と開発形式も変更され、当然ながら大変な部分もありましたが、その分成長できたと思います。チームの皆さんの健闘を讃えたいとともに、チームの皆さんには感謝申し上げます。
Nonoka
今回は二回目の参加でした。
前回と異なり、事前開発、当日発表、審査という形で実施され、開発スキルと同じくらいプレゼンスキルが大切だと実感させられました。上位のチームの方々は寸劇を加えたり、スライドの色味を統一したりと、プレゼン力が高く、勉強になりました。
私たちのチームは残念ながら一次予選敗退でしたが、次回は二次審査に進めるよう一年かけて精進していきたいです。
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