bun.lockb の変更差分を Pull Request 上で表示する「Bun Diff Action」の紹介
bun.lockb
の変更差分を Pull Request 上で表示することができる Bun Diff Action を作りました。
こういうの
この記事では Bun Diff Action とその使い方についてご紹介します。
bun.lockb
について
Bun は Oven 社が開発している JavaScript のオールインワンランタイムです。
Bun をパッケージマネージャとして使用する場合、 bun install
コマンドを実行したときに bun.lockb
というロックファイルが作成されます。
このロックファイルにはインストールされたパッケージのバージョンやその依存関係、その他様々なメタデータが含まれます。
そして、この bun.lockb
はバイナリ形式のファイルです。そのため、もし変更があっても通常は GitHub の Pull Request 上で差分を確認することはできません。
Binary file not shown.
と表示される
Bun Diff Action について
Bun Diff Action は、 Pull Request で bun.lockb
に変更がある場合、その内容をコメントします。
コメントは bun.lockb
に対してファイルレベルで作成されるため、 Files changed
タブで他ファイルの差分と同一画面で確認することができます。
Files changed
タブで差分が見れる
もちろん、その後さらに同一 Pull Request で bun.lockb
に対して変更があった場合も、それに応じてコメントの内容が更新されます。
実際の Pull Request の例はこちらから確認できます。
Bun Diff Action の使い方
Bun Diff Action は GitHub Action なので、以下のようなワークフローファイルを作成するだけで使用できます。
on:
pull_request:
jobs:
bun-diff:
runs-on: ubuntu-latest
steps:
- uses: actions/checkout@v4
- uses: koki-develop/bun-diff-action@v1
おまけ
ちなみに Bun Diff Action は Pull Request 以外のイベントでも実行することができます。
on:
pull_request:
+ push:
jobs:
bun-diff:
runs-on: ubuntu-latest
steps:
- uses: actions/checkout@v4
- uses: koki-develop/bun-diff-action@v1
その場合はコミットに対してコメントが追加されます。
コミットコメント
まとめ
さくっと使えて便利です。
参考
Discussion