OSS Gateワークショップ参加レポート
経緯
この度、PHP Lovers Meetupさんが主催するOSS Gateのワークショップに参加しました。
PHP Conference Hokkaidoの全然野菜の告知を通じて知ったことがきっかけで、OSSに貢献する側に興味を持っていたため、参加を決意しました。
また、サポーターとして、登壇者、ブログ記事の著者など、OSSコミュニティの有名な方々が地方に多く集まるこの機会は滅多にないと感じたのも理由でした。
OSS Gateとは
OSS Gateの解説については、以下の通りです。
「OSS Gate」は、OSS開発に参加する「入り口」を提供する取り組みです。 OSS開発に未参加の人を参加する人へ、少し参加したことがある人を継続的に参加する人へ。そうやってOSS開発に参加する人を継続的に増やしていく。それが「OSS Gate」の目的です。
私はOSS開発未経験だったため、ビギナーとしての参加しました。
ワークショップの流れ
ワークショップは、対象とするOSSの選定から始まります。そして、作業メモを用意してもらい、OSSのREADMEや指示に従って作業を進めていきます。
OSS選定
OSSはオープンソースソフトウェアの略称で、ライセンス情報を確認することでOSSであるかどうかを判断できます。
今回のワークショップは主にPHPに焦点を当てていたため、Packagistも参考になるとのことでした。
自分が普段利用しているOSSをリストアップし、サポーターのアドバイスを受けながら、Laravelの静的解析ツールであるlarastan
を選定しました。
このOSSは、MITライセンスで提供されていました。
コントリビュートガイド
選定したOSSのREADMEを読みながら、環境構築を進めるためのコントリビュートガイドを参考にしました。詳細な内容は省略しますが、指示通りに進める過程でいくつかのエラーが発生しました。その後、関連するIssueを確認しましたが、同様の問題が報告されている情報は見当たりませんでした。
エラー調査
次に、発生したエラーの原因と修正方法を調査しました。
この段階でサポーターのアドバイスが非常に助かり、言語知識やライブラリに関する知識を共有してもらいながら進めました。
Issueの作成
その後、問題の原因が判明したため、Issueを作成することになりました。
英語でのコミュニケーションが必要でしたが、英訳ツールを駆使しながら何とかIssueを作成しました。
OSSのIssueにはテンプレートが提供されていることが多く、それを活用しました。
わからない点があれば、コントリビュートガイドや他のIssueを参考にしました。
この時点で英語でIssueを提出する経験は新鮮でした。
Pull requestの発行
修正方法が見込まれたため、サポーターからアドバイスを受けながらPull requestを作成しました。
Pull requestにもテンプレートが提供されており、それに従って作成しました。
Pull requestはすぐに確認され、マージされる運びとなり、サポーターから感謝のメッセージが届いたことで達成感を感じました。
感想
このワークショップを通じて、OSSへのコントリビュートに対する興味がより一層高まりました。
英語やコントリビューションの方法についての障壁を感じていたが、このワークショップを通じて克服することができました。
サポーターの方々のサポートは非常に助かり、多くのことを学びました。また、コントリビュート以外にも役立つ情報を得ることができ、非常に有益な経験でした。メジャーなOSSであっても、自分が貢献できるチャンスがあることを実感しました。
このような取り組みを行う際には、作業メモを詳細に記録することの重要性を再確認しました。これにより、過去の経験を整理し、Issueやプルリクエストの際に有用な情報として活用できることを実感しました。個人としても今後、OSS活動を続けていきたいと思います。最後に、この素晴らしいイベントを開催してくださった主催者の方々に感謝いたします。
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