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VestaCP(Vesta Control Panel)で無料で簡単にwebサーバーを構築する
VestaCPって何?
サーバーコントロールアプリケーションです。Linuxサーバーにこれ一つ入れておけばLAMP環境が立ち上がり、サブドメイン追加、DNS設定、メール設定、DBの追加、CRON設定、BackUPなどGUIでできます。結構前から使ってたのですが、未だに日本語の情報がないのでササッとメモ程度に書きます。
VPSサービスで威力を発揮
一般的なwebサイト、小規模なwebサービスをVPSサービスで運用するのに適しています。1つのサーバーを自由に操れます。
メリット
- 無料(サーバー費用のみ。VPSなら月額固定でクライアントにも提案しやすい)
- 黒い画面でコマンド打ち込まなくても色々できちゃう(インストールはコマンド打つけど)
デメリット
- 日本語の資料が少ない(ない。私の記事が日本で最初)
- VPSサーバーのデメリットを受ける(スケールアップは出来るけどダウンができないなど)
VPSサーバーのデメリットを受けるのは確かにありますが、サービス運用初期はそんなに影響がないと踏んで人気出たらクラウドなどに移行で良い考えます。その時はガッツリ頑強なサーバーを構築しましょう。
インストール
インストール画面に行きインストールコマンドを得る
ページ下部のADVANCED INSTALL SETTINGSというところでWEBサーバーソフトやFTP、Mailなどのソフトウェアを選択し、「Generate Install Command」ボタンを押すとインストールコマンドが現れますので、コピペしてインストールします。ごくたまに途中でエラーが出ますが--forceを最後につけるといけます。
管理画面にアクセスする
インストールし終わったら以下のような完了画面が出るので書かれてるアドレスにアクセスします。
管理画面
操作方法
Webサーバーを作る
WEBというメニューから行います。
オプションで以下行えます
- SSLの設定(Lets EncryptもOK)
- アクセス解析の使用(GA使う場合はnoneで良い)
- FTPの設定
webサーバーの場所
/home/admin/web/your domain/public_html/
webサーバー(nginxの場合)のconfファイル
/home/admin/conf/web/your domain.ssl.conf
web templateという項目がありますがWordPressを使う場合は「wordpress2」を使わないとエラーになります。
web templateの種類はいろいろあるようですが、他は使ったことないので分かりません。
DBを追加する
DBというメニューから行います。
作成したらphpadminが使えます
サーバーの再起動
上部ナビゲーションのServerから行います。nginxのconfなどいじった場合はこちらから再起動を行います
node.jsを使う場合はリバースプロキシで対応
vestaCPは基本LAMP環境ですが、nginxでリバースプロキシを使うとnode.jsで起動したwebアプリケーションに接続できます。以下前に使っていたconfファイルの例です。
yourdomain.infoがnode.jsアプリケーションの場合のconfファイルの例
server {
listen xxx.xxx.x.xx:443;
server_name yourdomain.info www.yourdomain.info;
index index.html;
access_log /var/log/nginx/domains/yourdomain.info.log combined;
access_log /var/log/nginx/domains/yourdomain.info.bytes bytes;
error_log /var/log/nginx/domains/yourdomain.info.error.log error;
ssl on;
ssl_certificate /home/admin/conf/web/ssl.yourdomain.info.pem;
ssl_certificate_key /home/admin/conf/web/ssl.yourdomain.info.key;
location / {
proxy_pass http://localhost:3000;
proxy_http_version 1.1;
proxy_set_header Upgrade $http_upgrade;
proxy_set_header Connection 'upgrade';
proxy_set_header Host $host;
proxy_cache_bypass $http_upgrade;
}
error_page 403 /error/404.html;
error_page 404 /error/404.html;
error_page 500 502 503 504 /error/50x.html;
}
以上、他にも色々出来るので試してみてください。
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