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1on1 でのメンターとしての取り組みを振り返る

2022/12/03に公開約5,400字

私はエヌ次元でモバイルアプリ開発エンジニアをやっています。

本記事では、私が今年 2 月から担当し始めたメンターとして、 1on1 で取り組んできたことを振り返っていきます。

アジェンダ

  1. 前提
  2. 初回の 1on1 は雑談をして、信頼関係の基礎を作る
  3. 新しい人が入社した月に 1on1 を毎週開催して、不安や心配の種を和らげる
  4. 1on1 実施時間を最大 30 分から最大 1 時間に変更する
  5. メンター共有会を定期開催し、メンター間で情報を共有する

1. 前提

まず本題に入る前に、エヌ次元の 1on1 文化と 私とメンターの始まりについてお話しします。

メンター制度と私が受け持つメンティー

エヌ次元では毎月 1 回すべての従業員を対象に 1on1 が実施されています。
自身のメンターとなる人は、同じ部署内や担当しているプロジェクト、または本人の希望に応じて決まっています。

2022 年 12 月時点で、私が受け持っているメンティーは 3 名となります。

なぜ私はメンターとなったのか?

私のメンターでもあり、モバイルアプリ開発チームリーダーだった前任者の退職を契機に、会社からメンターの役職にトライするチャンスをもらいました。
私は技術的スキルだけでなく、ソフトスキルも向上させたいという強い希望もあり、会社からそのチャンスを貰えた時はとても嬉しく思いました。

現在受け持っているメンティーとのメンター関係の開始月は、以下となります。

  • 2 月: 同じプロジェクトメンバーのメンターを開始する
  • 4 月: 新入社員メンバーのメンターを開始する
  • 5 月: 新入社員メンバーのメンターを開始する

以下にて、具体的に私がメンターとして 1on1 で取り組んできたことを挙げていきます。

2. 初回の 1on1 は雑談をして、信頼関係の基礎を作る

まず初めに取り組んだことは、メンティーとの初めての 1on1 ではノープランで雑談をすることです。

なぜ雑談をしようとしたのか?

私が受け持ったメンターのうち 2 名は新しく入ったメンバーで、私が担当するプロジェクトにアサインされたわけではありませんでした。

新メンバー 2 名とは、入社日に自己紹介などの簡単な挨拶をしていたものの、業務上で発生するコミュニケーションは特にありませんでした。

まだ十分なコミュニケーションが互いに取れておらず、またお互いのことをよく知らない状態では、メンティーから見て私は「なんでも話せるメンター」とは程遠い状態です。

この状態で、メンティーは私に本心を打ち明かすことは難しいことは明らかです。

私も気心の知れない人に本心を打ち明けることは、なかなかできないです。

まずは、お互いのことをよく知り、信頼関係の基礎を作りたいと思い、リラックスした雑談で初回の 1on1 を進めました。

自身の失敗談のクイズを出して、メンティーの失敗に対する恐れをなくす

また雑談の中で、私が犯した恥ずかしい失敗談をクイズにして、メンティーに当ててもらうゲームをアイスブレイクとして用意しました。

入ったばかりで、かつエンジニアとしてまだ実務経験のない人は、失敗することを恐れると同時に、失敗しても周りに打ち明けづらい状況に陥りやすいと考えています。
私も実務経験がない状態でエヌ次元に入社した身として、最初は失敗することを恐れていましたし、失敗を周りから批判されるんじゃないかと不安な気持ちを持っていました。

業務中での失敗談や人生で恥ずかしい失敗談をメンティーに共有することで、以下のようなメッセージを伝える意味があります。

失敗は誰しもがすることで、心配することはない。
間違いや失敗することを恐れずにどんどん間違いをしていきながら、一緒に学んで行きましょう!

3. 入社した初月は 1on1 を毎週開催して、不安を和らげる

冒頭の「前提」でも述べた通り、エヌ次元では 1on1 の開催を毎月 1 回行っています。

しかしながら、新たに入社したメンバーに対しては、入社した初月に 1on1 を毎週開催できるように計らってもらいました。

なぜ毎週やるようにしたのか?

誰しもが最初に経験することですが、初めてエンジニアとして働き始めると分からないことだらけです。
そして、困っていることや不安なことがあっても、周りに気軽に相談しにいけない人もいるでしょう。

困りごとを周りに相談できない状態で日々の業務を行っていくことは、本人にとって一番辛いと思います。

新メンバーにはできるだけ困りごとがない状態で 1 週間を終えてほしいと願い、入社した初月は週の勤務最後の日に 1on1 を開催しました。

また、メンティーが希望すれば初月だけでなく、翌月も引き続き 1on1 を毎週開催もできます。
なぜならば、スムーズにオンボーディングできる人もいれば、時間がかかる人もいるからです。

今後もこのやり方を続けて、新メンバーが気持ちよくオンボーディングできる環境を作っていきたいと思っています。

4. 1on1 実施時間を最大 30 分から最大 1 時間に変更する

私がメンティーとして 1on1 をやってもらっていた時も含めて、エヌ次元では 1on1 の実施時間が最大 30 分と定められていました。
私はこの 30 分の実施時間をとても短いと感じ、実施時間をもう少し延長できないか提案しました。

この提案が承認され、現在は「30 分から 1 時間」という余裕を持った時間で 1on1 を開催できるようになりました。

なぜ 30 分が短いと感じたか?

1 ヶ月に 1 回開催する周期では、30 分という時間内でメンティーから全ての話を聞き取ることが難しいと感じました。

特に、メンティーが悩みを相談してくれている状況で、私から「そろそろ予定時間なので終わりにしましょう」と言わなければいけない点に心苦しさを感じました。
そして、メンティーの悩み相談を途中で打ち切ることにより、メンティーが「私の悩みはどうでもいいと思われている」と悪い方向に捉えてほしくなかったです。

実施時間が最大 1 時間に変更されてから何が変わった?

私が担当するメンティーとの 1on1 は、毎回ほぼ 1 時間使い切っている状態です。
時間をフル活用することでメンティーと日々の業務中では、話せない深い話を聞くことができていると感じています。

通常の 1 時間の MTG は長いように感じますが、1on1 ではあっという間に過ぎていきます。

5. メンター共有会を定期開催し、メンター間で情報を共有する

エヌ次元では現在、月初にメンター共有会を開催し、メンター間で情報を共有しています。
目的は、メンティーにとってより良いメンターになるためです。

メンターとしての始まり

私がメンターの役職を始めたとき、メンタリングの知識や経験もない状態でした。
唯一知っていることは、モバイルアプリ開発チームリーダーとの 1on1 で体験した進行形式のみでした。

このままではいけないと思い、地元の図書館で 1on1 に臨む上で参考になる書籍を借りて準備をしました。

当時は以下の本を読んで、メンターとしての基礎を学びました。

私は良いメンタリングができているのか?

1on1 を複数回重ねていく中で、以下のような疑問や不安が湧いてきました。

  • 私の 1on1 のやり方は正しいのだろうか?
  • こんな質問をされた時に、どうやって回答すればいいのだろうか?
  • メンティーの不安や困っていることの解消に力になれているだろうか?
  • メンティーは僕の 1on1 のやり方に満足しているだろうか?

そこで、メンター間で共有会 MTG を開き、互いにメンターとして取り組んでいることを共有しようと提案しました。

この提案が承認されて、2022 年 5 月から毎月の月末または月初に開催するようになりました。

メンター共有会

初開催となったメンター共有会で、皆が取り組む 1on1 の進め方が異なっていたり、私のように 1on1 での疑問や不安を持っていることに気づきました。

私はそのことを知り、「自分だけじゃなかった」と安堵しました。

内情を詳しく話すことはできませんが、毎回他のメンターから新しく学ぶことがあったり、抱いている疑問や不安を互いに解消し合うことができています。

ちょうど先日で 5 回目の開催を迎え、初めてのメンター共有会から振り返ってみると、私は感慨深いものを感じました。

それは、各メンターが試行錯誤の努力をする中で、私を含めて皆の中で成長という変化が起きていることです。

今後もこのメンター共有会は 1on1 とともに、エヌ次元の文化にしていきたいと思っています。

終わりに

1on1 でこんな工夫をしている、こんな悩みがあるという人がいれば、コメントでの共有をお待ちしています。

アドベントカレンダーの次回メンバーにもご期待ください!

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