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読書メモ『科学的根拠に基づく最高の勉強法』
アメリカの医師国家試験に合格した著者が今まで行なってきた勉強法について、
学習方法と研究結果とセットで紹介している本です。
技術や語学を独学で学ぶ上で応用することができる考え方をいくつかメモします。
結論
- 流暢性の錯覚
- 勉強の本当の効果は勉強している本人には実感しにくい
- アクティブリコールと反復学習
Chaptar1 科学的効果が高くない勉強法
- 『繰り返し読む(再読)』
- 再読は、2回目に読む際に表面の情報処理がしやすいため「わかった気になってしまう」。それによってさらに理解を深めたり覚えたりするといった深い情報処理が新しく行われにくいと考えられている。(流暢性の錯覚)
- ノートに書き写す・まとめる。
- 要約が上手い学習者にとっては効果はあるが限定的。
Chaptar2 科学的に効果が高い勉強法
- アクティブリコール
- 覚えたいことをヒントなしで思い出す作業のこと。情報を積極的に思い出すことによって、長期記憶に定着しやすくなる現象(テスト効果)を活用する。今日習ったことを一枚の紙に思い出せるだけ書き出す方法などを通して、長期記憶に定着させる方法などがその応用。
- 勉強の本当の効果は勉強している本人には実感しにくい。 書籍記載の研究結果によると,アクティブリコールを活用して覚えた生徒と繰り返し勉強法で覚えた生徒では、本人らの予想は後者の方が正答率に自信を持っている割合が多かったが、実際の正答率は前者が高かった。
- 分散学習
- 一夜漬けのように間隔を空けずに一度に続けて勉強(集中学習)するより、今日は一時間また別の日に一時間と分散させて学んだほうが、長期的な記憶の定着がいい(分散効果/分散学習)。
- 精緻的質問と自己説明
- 学んだことに対する詳細な質問(WhyやHowなど)を自分自身に問いかけたり、「自分の言葉で」説明するよう自分自身に促したりして学んだ単語と自分との関連性を強めること。
終わりに
今までとにかく書き出して覚える脳筋ノートテイカーだったのでこれからは
Ankiツール+覚えたことをノーヒントで思い出す方法を取り入れてアクティブリコールを試してみようと思いました。
今年は技術+IELTSなどの資格習得を年内目標にしているので頑張るぞ!
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