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さくらの AI Engine でコーディングエージェントを動かす

に公開

Ubuntu-24.04 (WSL) にコーディングエージェントの qwen-code を入れて、さくらの AI Engine の API キーを設定するだけの備忘録です。

https://github.com/QwenLM/qwen-code

さくらの AI Engine の登録については前回記事を参照。

https://zenn.dev/kota_iizuka/articles/3fec86fb4a11b4

まずは qwen-code をインストールします。

npm install -g @qwen-code/qwen-code

次に ~/.qwen/settings.json に qwen-code の設定を記入します。(私はメインで gemini-cli を使っているので contextFileName には GEMINI.md を設定しました)

{
  "contextFileName": "GEMINI.md",
  "selectedAuthType": "openai",
  "hasSeenIdeIntegrationNudge": true
}

最後に ~/.qwen/.env に API キーなどの情報を記入すれば完成です。

OPENAI_API_KEY="***"
OPENAI_BASE_URL="https://api.ai.sakura.ad.jp/v1"
OPENAI_MODEL="Qwen3-Coder-480B-A35B-Instruct-FP8"

gemini-cli と似た CLI が qwen コマンドで起動します。

qwen

使用してダッシュボードを確認するとリクエスト数に加算されているので、正しくアクセスされていることが分かります。

3回のリクエストで、従量課金プランであれば今回のコストは1.7円くらい。月に3000リクエストまでは無料なので、同じ使い方なら月1700円分くらいの無料枠と考えるとかなり得な気がします。

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