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Googleログインを実装する【1】GoogleCloudとSupabaseの設定
【導入編】Googleログインを追加する準備(Supabase設定)
このシリーズでは以下の構成で構築済みのWebアプリケーションにGoogleログインを実装する方法を確認していきます。
- フロントエンド:React
- バックエンド(認証・DB):Supabase
- デプロイ先:Vercel
記事構成:
- 第1部:Google CloudとSupabaseの事前設定編※この記事
- 第2部:[ReactアプリにGoogleログインを組み込む]※対応中()
- 第3部:[ログイン後の画面制御・ユーザー情報の取得]※対応中()
1. Supabaseプロジェクトを用意する
- Supabase公式サイト にアクセスし、無料アカウントを作成
- 「New Project」で新規プロジェクトを作成
- データベースパスワードは忘れずに控えておく
2. Supabaseで認証(Auth)を有効にする
- プロジェクトダッシュボードで「Authentication」→「Providers」を開く
- 「Google」を選択し、設定画面を開いておく(まだ設定は完了しない)
3. Google Cloud Platform(GCP)アカウント作成
まだGoogle Cloudを使ったことがない場合は、次のステップを実施してください。
- Google Cloud Console にアクセス
- Googleアカウントでログイン
- 規約に同意してアカウント作成
4. Google Cloudプロジェクト作成
- コンソール画面右上の「プロジェクトを選択」から「新しいプロジェクトを作成」
- プロジェクト名は自由(例:
my-webapp-auth
)
- プロジェクト名は自由(例:
MFA認証の設定
- GoogleCloudコンソールのMFA設定(多要素認証)を終えないと機能を使用できない場合があります。
- その場合は、以下のドキュメントに従って、完了していきましょう。※Googleアカウント側の設定です
- https://support.google.com/accounts/answer/185839?authuser=1&hl=ja
- https://cloud.google.com/docs/authentication/mfa-requirement?hl=ja&authuser=1
5. OAuth同意画面を構成
- 「APIとサービス」->「認証情報」->「OAuth同意画面」->「開始」へ
- GoogleAuthPlatform画面で設定を進めていきます
- ユーザータイプは「外部」を選択
- アプリ情報を適当に入力して「作成」を選択
- アプリ名:例)My Web App
- サポートメールアドレス:問い合わせを受け付ける自分のメールアドレス
- 連絡先情報:任意のメールアドレス
6. OAuthクライアントIDを作成
- 「APIとサービス」->「認証情報」->「認証情報を作成」->「OAuthクライアントID」
- アプリケーションの種類:ウェブアプリケーション
- 名前:任意
- 承認済みのリダイレクトURIを追加
https://<your-application-domain>/auth/v1/callback
- 作成完了後、クライアントIDとクライアントシークレットを控える
7. Supabaseに設定を登録
- SupabaseのGoogle Provider設定画面に戻り、
- クライアントID
- クライアントシークレット
を貼り付け、「Enable」をONにする
これで、Supabase側とGoogle側の認証連携設定は完了です!
次回は、Reactアプリ側にログイン機能を実装していきます。
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