
プロジェクトリーダー入門 ── 定時で勝つための技術
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「プロジェクトリーダーを任されたが、具体的に何をすればいいのか分からない」 「何年かプロジェクトリーダーをやってみたが、案件を炎上させてしまうことが多い」 「PMとPLって何が何が違うの」 こうした疑問を頂く人々の為に本を書きました。 これは、ソフトウェア開発の現場で数々の修羅場をくぐり抜けてきた著者が、自分で経験し、あるいは傍目に見てきた、幾多の炎上プロジェクトのレクイエムとして綴る、実体験に基づく著書です。 どうすれば炎上を防げるのでしょうか。どうすれば予算や締切を超過せずに案件を終えられるのでしょうか。開発者が定時に帰りながらも、しっかりと成果物を完成させるには何が必要なのでしょうか。 そんなことを日々延々と考えてきて、試行錯誤を繰り返し、それなりにノウハウが蓄積されました。独断と偏見が多分に含まれるので批判もあるかもしれません。 しかし、会社の若手後輩の顔を思い浮かべた時、あるいは過去の未熟な自分を想像した時、きっと彼らが知っておくと役に立つ場面があるだろうことを書けたと確信しています。 ともすると教科書的になりがちなプロジェクトリーディングというテーマを、現場の泥臭い実態とどのように折り合いを付けるのかという観点で書きました。きっと役に立つことが書いてあるはずです。
Chapters
この本は誰の為に書かれているのか
プロジェクトリーダー ── 業を背負った戦士に捧げる
見積 ── それは地獄への入り口
概算見積──嗚呼、概算という甘美な幻想
具体的な工数見積 ── 神は細部に、死神は楽観に宿る
見積レビュー ── それは最後の救済機会
プロジェクト開始 ── 戦闘準備
デイリーミーティング ── 形骸化と時短欲求に抗え
タスクと進捗の管理 ── だからそのガントチャートを早く捨てろ
日々のプロジェクト運用 ── 地獄の閻魔帳をつける
新規メンバー ── お世話係は誰だ?
設計 ── API仕様押し付け大戦争
実装 ── PLと言う名のプログラマー
試験 ── お前の試験仕様書じゃバグは見つからない
リリース作業 ── 意外と厄介なラスボス
終わりに ──皆が定時で帰れますように
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Topics