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『ブルックスの法則』あるいは『人が増えても速くならない』を説明する時の例え、失敗していませんか?
よく使われるたとえ
- 『妊婦をたくさん集めても出産は速くならない』
- 『カップ麺にお湯を注いで大勢で待っても完成は速くならない』
- どちらも実施者の技量によって質やスピードが変化しない作業。
- 上記はたとえに失敗している=事象を正確に描写できていないと思う。
代替案
- 『作曲』はどうだろう。
- 「並の音楽家を10人集めても、米津玄師より早く・米津玄師よりすごい曲を作るのは無理ですよね。まして音楽を作ったことがない人だったら、作る以前の話ですよね」と言えば、「人数が増えても速くならないし、誰でもいいわけがない」ことを端的に説明できる。
- 『すごいプログラマーは平凡なプログラマーのn倍の速度と、比べ物にならないくらいの質を併せ持つ』というまことしやかにささやかれる噂とも合致する。
おわりに
- システムの成果物は『バグ(明白な誤り)を極力出さないこと[3]』や『必要な性能水準を満たすこと[4]』や『継続して改修すること[5]』も求められる点が作曲とは異なるので、完璧なたとえではないかもしれない。
- しかし『技量によって質やスピードに差が出るし、人数はその差を埋める手段たりえない』という点で本質をとらえているのではないだろうか。
- よってこの記事では、『並の音楽家を10人集めても、米津玄師より早く・米津玄師よりすごい曲は作れない』を提唱する。
- 皆さんの『人を増やしても速くならない』のたとえも、コメント欄でお聞かせください。
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