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達人プログラマーの感想

2023/02/01に公開

IT界隈では非常に有名な名著である「達人プログラマー」を読みました。
感想を一言で表すと難しい。。

1回読んだだけで全部納得して理解できるなら、すでに達人プログラマーな気がします。なので手元に置いておいて、その都度読むのがいい本な気がします。年数がたつにつれて理解できる幅が広がっていきそうです。

とは言っても難しいなかでも、自分なりに気になった項目をあげておきます。

気になったTips

この本には100の大事なことがTipsという格言みたいな形でまとめられています。
その中で自分が気になったものが以下です。

あなたには現状を打破する力がある

このTipsは3つめにでてくる序盤のTipsで、とても響きました。
開発者の多くは不満を感じている。仕事の停滞感を感じたり、給料が低い、違う国で仕事をしたい、在宅勤務にしたいなど様々な不満です。
しかし、それらの不満は自ら行動を起こし努力すれば解決・改善できるものばかりです。
ただいつまでも改善努力はしてはいけない。
「あなたは組織を変えることができるし、組織を変わることもできる。」

なにか不満があるのなら、自ら積極的に行動にでて機会を掴み取る。
これはプログラマー以外の仕事でもとても大切なことで人生についてのTipsです。

あなたの知識のポートフォリオに対して定期的な投資を行うこと

自分の経歴を輝かしいものにするために、金融のポートフォリオと同様に知識のポートフォリオを管理する必要があります。投資と同様リスクを分散し、継続的にポートフォリオを作成していくことが大切になります。そのポートフォリオを作成していく上で以下のことが提案されています。

・毎年少なくとも言語を1つ学習する。
・月に1冊のペースで技術書を読む。
・技術書以外の書籍を読む。
・講習を受講する。
・近場のユーザーグループに参加する。
・異なった環境に慣れ親しんでみる。
・最先端にとどまり続ける。

毎年1つの言語を学習するはよく聞く話ですが、実践できておりません。。今年から何かしらに取り組んでいこうとおもってます。
技術書以外の書籍を読むのは理由は、コンピュータは人によって利用されることを意識するためです。人のニーズを満足させるために開発を行うので、あらゆるところに登場する人のことを忘れてはいけない。
上記の提案を全て実践するのは難しいですが、実践すれば達人プログラマーに確実に近づけるので、どれか1つでも継続していきたいと思います。

DRY- Don't Repeat Yourself

有名なDRYの原則です。
同じ内容を2箇所以上に記述してはいけないという内容です。しかし同じコード内容であっても、表現している知識が異なっている場合はこの限りではないのです。
表現している知識が同じ場合のみ、複数箇所に書いてはいけないのです。
たまに同じようなコードが書かれており、二重化じゃないのか?と思うことがあるのですが、今後は表現している内容までしっかりと見比べて共通化するか確かめるようにしたいです。

また、コード以外にもドキュメントも同様にDRYが適用されます。コードに書かれていることを関数のコメントに書いてはいけない。必要なことのみコメントを残して二重化を避けるべきです。

まとめ

この本は自分の人生からエンジニアとしての心構え、設計やツールの活用、コーディング段階での注意やチームでの仕事の仕方などエンジニアとして幅広く書かれた本です。
書かれている内容を全て理解するにはそれなりの時間と経験が必要なので、何か問題に直面した際や環境が変わるタイミングなどで、この本をまた手にとり確認していこうと思います。

それにしても達人プログラマーまでほど遠いですね。。

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