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[iOS] Fabric SDKを最新のFirebase Crashlytics SDKにアップデートする
これはなに?
[Action Required] Update your apps to use latest Firebase Crashlytics SDKs before November 15, 2020
というメールが届いたiOSアプリ開発者向けの記事です。
- Firebase の設定は完了していることを前提としています。
何が起きているのか
Fabric Crashlytics SDK が2020年3月に deprecated になりました。2020/11/15 以降はレポーティング機能が使えなくなります。
何が必要なのか
下記、公式ドキュメントがわかりやすいです。
この中で、私が実施した内容だけピックアップしてみます。
Podfile を更新
Podfile から
pod 'Fabric'
pod 'Crashlytics'
を削除して、
pod 'Firebase/Crashlytics'
に書き換えます。バージョン 4.0.0 以降を追加するようにしてください。
その後、pod install
しましょう。
sharedInstance を crashlytics に修正
Podfile を更新しただけではビルドに失敗します。
これは、他のFirebase SDK との整合性を取るため、sharedInstance
が crashlytics
に変更になったためです。
Crashlytics.sharedInstance().xxx
となっている箇所を
Crashlytics.crashlytics().xxx
に書き換えましょう。
実行スクリプト名を修正
実行スクリプト名も Fabric
から FirebaseCrashlytics
に変更されています。
Builds Phase 等、スクリプトを実行している箇所を
${PODS_ROOT}/Fabric/run
から
${PODS_ROOT}/FirebaseCrashlytics/run
に書き換えましょう。
まとめ
私のプロジェクトではこの対応のみでビルドできるようになりました。しかし、setUserIdentifier
など、他のメソッドを使用している場合は様々なエラーが出ると予想されます。その場合は、下記公式ドキュメントを参考に、一つ一つソースコードを書き換えていく必要があります。
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