Copilot For Xcode インストール作業
この記事について
内容
Xcode で GitHub Copilot を使えるようにするために Copilot For Xcode をインストールした作業の覚書。
- GitHub Copilot の標準の対応環境には Xcode は含まれていない
- GitHub Copilot を利用できるようにする Xcode の拡張機能として、Copilot for Xcode が公開されている
作業時期と環境
- 作業時期: 2024年2月12日
- ハードウェア: MacBook Pro (Apple M3 Pro)
- システムのバージョン: macOS 14.3 (23D56)
参考にした記事など
参考記事
- Copilot For Xcode をインストールして GitHub Copilot を Xcode から使う
- Copilot for Xcode - XcodeでGitHub Copilotを使用する拡張機能
- 【Xcode】XcodeでGitHub Copilotを使ってみた
- 【Xcode】XcodeにGitHub Copilotを導入する方法と注意点まとめ
- 【Copilot For Xcode】Xcode版GitHubCopilotがめちゃくちゃ便利になってた
- How To Install Copilot On Xcode?
Copilot For Xcode
前提条件とこの記事の範囲
「Xcode で GitHub Copilot を利用する」 = 「Copilot For Xcode を導入する」ために行なった作業。
以下の通り、作業開始時点で、必要なソフトウェアなどはほぼ導入済みで、GitHub のアカウントは存在していたので、この記事では、GitHub Copilot のサブスクリプションの契約と、Copilot For Xcode の導入・設定がほぼすべて。
この記事に含まれないこと
- GitHub Copilot の ChatGPT と連携した Chat 機能の設定方法
ChatGPT はフリー版のアカウントしか持っておらず、この作業をした時にアップグレードの受付が停止していたため。フリー版でも設定できるかがよくわからなかったので今回はスキップ - 導入後のキーバインディングの設定や操作方法
別文書にした方がわかりやすいと思ったので別途作成する
必要なソフトウェア等
- Xcode: 導入済み(Version 15.2 (15C500b))
- Homebrew: 導入済み(Homebrew 4.2.7)
- Node.js: 導入済み(v21.6.1)
(補足) Homebrew は、Copilot For Xcode や node のインストールに利用する場合。他の方法でインストールする場合は必須ではないかも
アカウント等
- GitHub アカウント: あり(プランは GitHub Pro)
- GitHub Copilot サブスクリプション (なし)
その他
- Node.js のパスを確認しておく
% which node
/opt/homebrew/bin/node
大まかなステップ
前提条件と現在の状態から、以下のような進め方で作業
- GitHub で Copilot サブスクリプションを導入
- Copilot For Xcode をインストール (Homebrew を利用)
- Copilot For Xcode の設定
- Copilot For Xcode の有効化
(macOS のシステム設定でのセキュリティ設定等の変更) - Copilot For Xcode の動作確認
インストール作業
GitHub Copilot サブスクリプションの導入
GitHub で [Settings] の [Billing and plans] - [Plans and usage] に進むと [Add-ons] の下に GitHub Copilot の項目がある。
ここで [Enable GitHub Copilot] をクリック。
30日のトライアル終了後の支払い方法を選択して、画面に従って登録する。
すでに GitHub Pro サブスクリプションでクレジットカードが登録されているので、簡単な入力だけで、基本画面に従って進む。
完了時に、
[Select your preference] という画面で設定がある。
この設定はあとで [Settings] - [code, planning and automation] の下にある [Copilot] の画面で変更可能。
(補足) この設定の意味
ひとつめの "Suggestions matching public sode" は、GitHub Copilot に、GitHub 上で公開されている既存のコードと一致する提案を許可するかどうか。
ふたつめの "Allow GitHub to use my code snipets for product improvements" は逆に、自身のコードを、GitHub Copilot が学習データとして利用することを許可するかどうか。
Copilot For Xcode のインストール
Homebrew を利用してインストール
% brew install copilot-for-xcode
Copilot For Xcode の設定
Node.js のパスの指定
最初に Copilot For Xcode を起動したら [Service] のタブで
- [Node Settings] で Node.js のパスを指定
- [GitHub Copilot Language Server] でインストールとサインインを実行して
Status: OK
にする
サインインのところでは、8桁のコードの入力が求められるので、Copilot For Xcode でポップアップに表示されるコードを入力する。
[Authorize GitHub Copilot Plugin] をクリック
Copilot For Xcode の有効化
macOS のシステム設定でのセキュリティ設定等を変更する
- [アクセシビリティ] で Copilot For Xcode に許可
- [機能拡張] の [Xcode Source Editor] に Copilot For Xcode を追加
- [入力監視] に Copilot For Xcode を追加
動作確認
Xcode でコードの提案が表示されるようになった
Discussion