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海外にいながら、日本の案件に参画したい!

2024/07/14に公開

海外にいながら、日本の案件に参画したい!

2020年から2023年末のコロナ禍においては、出社制限があり、リモートワーク推奨になっていました。そのため、私のような海外在住のフリーランスエンジニアにとっては、案件に参画するという点において、追い風でした。

しかし、2024年になって、コロナ禍が一段落したと考えられるようになってから、状況が一変します。完全リモートワークで業務を進めるよりも、週に一回でも出社してもらい、チームの一体感を感じることの方が重要と考える企業が増え、コロナ禍の状況からの揺り戻しが起こります。

地理的な距離よりも時差の制約

日本の案件に参画することを考えると、稼働時間の基準は日本時間になります。日本時間との時差が±3時間を超える海外からの参画は現実的には難しくなると思います。日本時間10時に稼働開始する場合、現地時間7時に稼働開始し、日本時間19時に稼働終了する場合、現地時間16時に稼働終了することになります。これが毎日続くわけです。

私自身はウェブアプリケーションの開発に従事しているため、他の業界などについては、詳細はわからないのですが、ウェブアプリケーションの開発については、細かい仕様の確認が発生し、その都度、コミュニケーションが必要となります。

チケットドリブンな開発スタイルを採用しているプロジェクトは多く、仕様の詳細を確認する際には、非同期のコミュニケーションでということも可能ではありますが、トレードオフとして、スピード感が犠牲になります。そのため、稼働時間帯に制約をかけて、コミュニケーションを重視したり、プロジェクトの参画メンバーが揃う時間帯を設けるというアプローチは理解できます。

私自身、インドのオフショアとの業務経験があります。日本とインドの時差は3時間半で、日本がお昼に差し掛かったタイミングで稼動が始まります。納期当日にずっと待機していたのに、日本時間の午前2時を超えても納品されなくて、翌日、クレームを入れたのも、今となってはよい思い出です。

海外在住日本人エンジニアに案件を紹介できないエージェント

以下は残念ながら、海外在住日本人エンジニアには案件を紹介できないと連絡を頂いたエージェントです。
紹介できない理由については、個別に問い合わせていないので、わかりません。

  • レバテック
  • Midworks
  • Geechs Job
  • パーソルキャリア
  • パーソルクロステクノロジー
  • DYM
  • フリーランスのミカタ
  • SEES

レバテックやMidworks、Geechs Jobについては、公開案件数が多いので、海外在住という理由で案件に参画できないのは、とても残念です。

海外在住日本人エンジニアに案件を紹介できるエージェント

以下は、海外在住日本人エンジニアに案件を紹介してくれるエージェントです。

  • 週末ワーカー
  • ITプロパートナーズ
  • テクフリ
  • Remogu (2024年8月27日追記 海外在住者への案件紹介は見合わせているとのこと)
  • テックビズ
  • FLEXY

案件に申し込んでも、該当案件なしと案内される

申し込みを行った後日、自動返信と思われるフォーマットで、「ご紹介できる案件が見つかりませんでした。」という旨のメールが送られてきました。

  • テックリーチ

源泉徴収の減免

私は日本では住民票を抜いており、何年も住んでいないため、非居住者になります。
非居住者は「租税条約に関する届出書」を提出することで、源泉徴収の減免を受けることができます。
そのような点についても、サポートしてくれるエージェントが見つかると、とても心強いです。

まとめ

海外にいながら日本の案件に参画したいというケースは以前と比べて増えている印象を持っています。せっかくの経験なので、簡単にまとめてみました。同じような境遇の方や、これから海外に出て、日本の案件に参画したいと考えている方の参考になれば幸いです。

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