学習記録#19 250617

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ファイルシステム:
ディスクに保存されるデータをファイルとして管理する仕組み
ハードディスクやSSDを利用する際に必要
→ディスク内にパーティションを作成し、パーティション内にファイルシステムを作成し、そのファイルシステムをマウントする
ディスク
|_パーティション
|_ファイルシステム ←これをマウントする

あ、同じ話ここでしてた

↑この続き
LinuxがインストールされたコンピュータがBIOSを搭載しているのか、UEFIを搭載しているのかで異なる部分がある

// BIOS
基本パーティション
|_ファイルシステム(/dev/sda1~)
基本パーティション
|_拡張パーティション
|_論理パーティション
|_ファイルシステム(/dev/sda5~)
// UEFI
基本パーティション
|_ファイルシステム
EFIシステムパーティション
|_ファイルシステム
- 基本パーティション
- BIOSベースのシステムでは、これを最大4個作ることができる
- 中にはファイルシステムを格納する
- デバイスファイル名は、ハードディスク/dev/sdaなら/dev/sda1~/dev/sda2になる
- 拡張パーティション
- 基本パーティションの1つをこれにすることができる
- 中には論理パーティションが格納される。ファイルシステムは入らない
- BIOSベースのシステムで利用される
- 論理パーティション
- 拡張パーティション内に作成されたパーティション
- この中のデバイスファイル名は、作成済み基本パーティションの数に関わらず/dev/sda5以降となる
- BIOSベースのシステムで利用される
- EFIシステムパーティション
- UEFIベースのシステムでは、これと、1つ以上の基本パーティションを利用できる
- 拡張パーティションと論理パーティションは利用しない
- EFIシステムパーティションは、他のパーティションの管理等に使われる

パーティションに分割することにより、以下のメリットが得られる
- システムに障害が発生したとき、ファイルシステムの一部が破壊されることがある。このとき、ディスクを分割しておけば、障害による被害を1つのパーティション内に限定できる
- 大量のログなどでディスクの空き容量が足りなくなった時に、被害を限定してシステム全体への影響を少なくできる

LVM:
より柔軟にディスクを管理できる機能

ディスクのパーティションを直接操作せず、仮想的なパーティションである論理ボリュームを動的に管理する

パーティションでの管理と比べて、以下の制約を回避できるメリットがある
- パーティションの場合、一度パーティションを作成すると、サイズ変更が困難
- 別のディスクにパーティションを移動させることができない
- ディスクのサイズを超える大きさのパーティションは作成できない

LVMのポイント:
- 1台のハードディスクや1つのパーティションを物理ボリュームとする
- 物理ボリュームを束ねてボリュームグループが構成される
- ボリュームグループから論理ボリュームを切り出す
ボリュームグループは仮想的なディスク、論理ボリュームは仮想的なパーティション
[論理ボリューム(パーティション)A]
[論理ボリューム(パーティション)B]
[論理ボリューム(パーティション)C]
↓
[ボリュームグループ[
[論理ボリューム(パーティション)A]
[論理ボリューム(パーティション)B]
[論理ボリューム(パーティション)C]
]]
↓
[論理ボリューム]

LVMのメリット:
- 論理ボリュームは従来のパーティションと同様に扱える
- 論理ボリュームのサイズを変更したり、他のディスク上へ移動したりできる
- 論理ボリュームは複数のディスクにまたがって作成できる
- ボリュームグループも後からサイズを変更することができる
- スナップショットを使うとスムーズにバックアップができる

Linuxが扱うデバイスには、ブロックデバイスとキャラクタデバイスがある
ブロックデバイス:
ハードディスクやSSDなど、メディア上の任意の場所にアクセスできるデバイス
キャラクタデバイス:
キーボードやシリアルボードなど、文字単位でデータを読み書きするデバイス

※一旦、ディスクやパーティションがブロックデバイスに分類されることだけ理解してたらOKらしい

パーティションを管理するための代表的なコマンドはfdiskコマンド

fdiskコマンド:
パーティションの作成、削除、変更、情報表示などを行う
-lオプション付与で、そのデバイスのパーティションテーブルの状態を示す

パーティションテーブルの方式には、従来のMBR(マスターブートレコード)のほかに、GPT(GUIDパーティションテーブル)がある
MBR:
- 扱えるハードディスクの容量は2TB
- 基本パーティションは4個まで作成できる
GPT:
- 2TBの制限はない
- パーティションを最大128個まで作成できる
- gdiskコマンドで、GPTに対応したパーティション操作が行える

MBRにもGPTにも対応したコマンドがpartedコマンド