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AWS;スプリント1-6

スプリント1-6 ユーザデータとインスタンスメタデータ
本記事はAWS学習スプリントのアウトプットです。今回は EC2のユーザデータ と インスタンスメタデータ についてまとめます。
ユーザデータ(User Data)
概要
- EC2インスタンスが 初回起動時 に実行するスクリプト
- 実行時の権限は root
- サーバー構築の自動化(ブートストラップ)に利用される
記述場所
- EC2作成時の 「高度な詳細」 にて設定可能
実行例
パッケージのアップデート
yum update -y
Apacheのインストール
yum install httpd -y
設定ファイルの取得(例: S3からダウンロード)
aws s3 cp s3://my-bucket/httpd.conf /etc/httpd/conf/httpd.conf
インスタンスメタデータまとめ
ポイント整理
- EC2インスタンスに埋め込まれている インスタンス固有情報
- 取得方法は HTTPアクセス(169.254.169.254)
- 主な利用シナリオは IAMロールの一時認証情報取得
- IMDSv2 が推奨される(トークンベース認証で安全性向上)
主な情報一覧
- インスタンスID
- AMI ID
- セキュリティグループ情報
- プライベートIP / パブリックIP
- ホスト名
- IAMロールのクレデンシャル(一時認証情報)
- 起動時に指定されたユーザデータ
利用例(コマンド)
インスタンスIDの取得
curl http://169.254.169.254/latest/meta-data/instance-id
プライベートIPアドレスの取得
curl http://169.254.169.254/latest/meta-data/local-ipv4
IAMロールのクレデンシャル一覧
curl http://169.254.169.254/latest/meta-data/iam/security-credentials/