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M5stickCでBluetooth通信を行う

2024/11/25に公開

はじめに

前回までは、M5stickCを用いて、ArduinoIDEとシリアル通信を行うところまでやりました。今回はBluetooth通信を行い、M5stickCのデータを送受信するところまでをやっていきます。
https://zenn.dev/kon_kon1217/articles/658a4402cc866a

接続準備

ライブラリのインストール

ArduinoIDEを開いてライブラリの検索欄に[BluetoothSerial]を入力し、インストールする。
(前回の記事に載ってるライブラリはインストールした前提で進めていきます。)

PCとの接続

設定画面を開いて、Bluetoothとデバイスから[ESP32]を選択。

ArduinoIDE側の設定

ライブラリの読み込み、デバッグ用if文を追加しています。
通信に成功すると、シリアルモニタに[Hello World!]が表示されるはずです。

#include <M5StickC.h>
#include "BluetoothSerial.h"

BluetoothSerial SerialBT;

void setup() {
  Serial.begin(115200);  // 一応Serialを初期化
  SerialBT.begin("ESP32");
}

void loop() {
  SerialBT.println("Hello World");
  delay(1000);
   if (SerialBT.connected()) {
    SerialBT.println("Hello World");
    Serial.println("Data sent via Bluetooth: Hello World");
  } else {
    Serial.println("Waiting for Bluetooth connection...");
  }
}

メニューバーから、ツール>upload Speedの変更もを行っておく。シリアルモニタの速度も変えないと文字化けする可能性がある。

実際に接続する

1.有線接続準備

  • M5StickCをUSBケーブルでPCに接続します。
  • Arduino IDEを開きます。
  • 接続されているM5StickCのポートを選択します。

2.ボード設定確認

ツール > ボード > ESP32 Arduino から「M5StickC」を選択します。(この時、有線接続されているcomポートの電卓をするように‼)

3.スケッチのアップロード

チェックボタンでスケッチのコンパイルをし、右の矢印ボタンでアップロードを行います。

4.アップロード完了後

  • アップロードが完了したら、M5StickCは自動的に再起動して、スケッチが動作します。
  • Bluetooth通信が有効になり、他のデバイス(PCなど)から接続可能になります。

5.接続を確認する

有線接続を外します。外したら、上部のポート選択から、Bluetooth接続されているポートを選択します。(記事の上の方で確認の仕方を説明してます。)
Bluetooth接続のポートは、仮想ポートが設置されていて2個ポートがあるので、たぶんどっちかに接続すればつながると思います。シリアルモニタに[Hello world!]が表示されたら接続完了!

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