Chuwi Minibook X をUbuntu Budgieで開発マシンに仕立てる
背景
かねてより、持ち運びが容易でソフトウェア開発にも使えるコンパクトなマシンが欲しいと考えていました。これまで何度か誰もが夢見る「iPadとキーボード」の組み合わせを試してきましたが、残念ながら本格的な開発環境としては満足のいくものではありませんでした。
そんな中、小型でありながらPCとしての機能を備えた「Chuwi Minibook X」という選択肢を見つけ、購入しました。
当初は、軽量なOSであるChrome OSをインストールして活用することを考えていましたが、公式の「Chrome OS Flex」を試したところ、カーネルのバージョンが古すぎたためか、N100搭載のChuwi Minibook Xでは残念ながら動作しませんでした。
次に、比較的新しいカーネル(バージョン6.12など)でも動作する可能性のある「Chrome Brunch」というプロジェクトも検討しました。しかし、独自のChrome OSビルドは将来的なアップデートの手間や、Linux環境を構築するためのCrostiniが正常に動作するかどうかの確証が得られなかったため、最終的にこの選択は見送ることにしました。
そこで方針を転換し、久しぶりにLinuxデスクトップ環境を試してみることにしました。いくつかのディストリビューションを検討した結果、「Ubuntu Budgie(25.04)」がシンプルで使いやすそうだと感じ、インストールしてみることにしました。以下、色々設定を試してみた、試行錯誤メモです。
行った設定
日本語設定
を参考にすると問題なく設定できます。ただ、どうもUIを日本語にするとしっくりこなかった(フォントのズレ、ホームに日本語フォルダが作られる、など)ので英語でインストールしてUIは英語のままで使用し、後でfcitx5-mozcだけ入れる、という設定で落ち着きました。
USB-Serial(Web serial)の設定
Serialの権限をユーザーに付与します。
Web bluetoothの設定
chrome://flags/#enable-experimental-web-platform-features
をonにする。これいつexperimentalじゃなくなるんだろうか、、
Electronアプリがsandbox系のエラーで動かない
Ubuntu 24.04以降で発生するようで、以下のworkaroundで避けました、、。
VSCode
App管理アプリからインストールすると日本語入力を受け付けません。
vscodeオフィシャルサイトから.debをダウンロードしてインストールします。
Discussion