個人開発サービスは生き続けたければマネタイズが必要なお話し
はじめに
集合駅検索サービスKokoneをリリースし1周年となりました!
現在、皆様のお陰様で、月間1.1万人以上のユーザー様にご利用頂けるサービスまで成長することができました🎉
Kokoneは下記の記事でご紹介させて頂いている様に、
可能な限り無料の技術スタックを使って、運営をし続けてきましたが、
大変有り難いことなのですが、遂に月間1万人を超えるあたりで、
Webサーバーのトラフィックが限界を迎え、月額費用がかかる様になってしまいました。。。😢
個人開発では、月額の固定の運用費がダイレクトに自分のポケットに響いてくるため、
継続してサービスを維持し続けていく上で、このマイナスの金額は心理的な負担になります。
人に使ってもらえる様なサービスを作れた先には、
今度は運用費分のお金を稼げるサービスにしていかなければ、
この心理的な負担から、サービスを維持し続けたり、更にスケールしていくことがどんどん難しくなっていきます。
今回こちらの記事では、
個人開発をされている方や興味がある方に向けて、
いち個人開発サービスとして無料運用が難しくなった事例の共有と、月額費用をペイするためのマネタイズ検討事例を共有していきます!
個人開発WEBサービスの無料運営の限界
Kokoneでは、RenderというサービスでNext.js(App router)のWEBサイトをホスティングしています。
Renderは非常に良心的なサービスでして、
下記の様なスペックのマシンであれば、24時間サーバーを立ち上げ続けられるだけの、無料枠を提供してくれています。(お世話になっています🙇🙇🙇)
- CPU: 0.1CPU
- Memory: 512MB
- InBound Bandwidth: 100GB
が、、、
あまり知られていない&私も知らなかったのですが、
上記の無料枠の上限内で使っていれば、永遠に無料で使っていけると夢を見ていたのですが、
実際には他にもサーバーを有料化しなければならないタイミングがあるそうで、
今回Kokoneはそのうちの一つである下記の Service Initiated traffic threshold という閾値に達してしまい、急遽Webサーバーを止められてしまいました。。。
どうやらDBや外部APIなどへのトラフィックが多い場合に、
この閾値に引っかかるとのことですが、Kokoneは特別これらが多いわけではないので、
恐らく月間1万人程度のトラッフィックがある場合には、ほとんどのサービスでこの閾値に引っかかってしまうのではないかなと想像しています。
サービス停止された場合、
復旧には$7/月のStarterプランへ移行する必要があったため、
遂にKokoneは月額ゼロ円運用ができなくなり、泣く泣く月額費を払って運営をすることになりました。
サーバー費を稼ぐための広告マネタイズ
Kokoneではこれまで、Hotpperを用いたアフィリエイト広告によるマネタイズのみを導入していました。
このアフィリエイトの成果は"お店予約"がトリガーとなるため、
現状はほとんどのユーザーは"駅検索"をメインとしてご利用頂いているため、月に数件(数百円)程度の収益にしかなっていませんでした。
今回のサーバー有料化を機に、
WEB広告によるメディアとしてのマネタイズの検討を本格的に始めました!
インタースティシャル広告の導入
運営しているWEBサービスをメディアとして、
広告を貼ってマネタイズする場合、メディアは基本的にGoogle Adsenseの様なSSPサービスと契約する必要があります。
広告には基本的に下記の様なタイプがあります。
(参考: https://meny-meny.com/application-ad-format/)
これらはそれぞれサイトの特性や収益性などの観点によって選択されますが、
Kokoneでは、駅検索を使って頂いたユーザーに インタースティシャル広告 というワンタイムの広告を恐れ多くも出させて頂く方針として、個人でも利用可能なSSPサービスを探しました。
下記の様なSSPサービスに連絡させて頂き、
審査を落ちまくった上、結果的に Adstir というサービスと契約させて頂くことになりました。
サービス | 審査結果 |
---|---|
Google Adsense | 審査NG😢 |
Fluct | 審査NG😢 |
Adstir | 審査OK🎉 |
MicroAd COMPASS | 審査NG😢 |
GMO SSP | 審査NG😢 |
(Google Adsenseの利用申請は、リリースから何十回と提出し続けてきましたが、コンテンツが不十分
とのメッセージで一生弾かれています。。。どなたか審査通すアドバイスあればぜひ教えてください🙇)
終わり
導入した結果については、また記事化してご報告できればと思っています!
まずは、いち個人開発サービスで無料運用が難しくなった点と、月額費用をペイするためにKokoneで利用した方法の共有までにでした!
今後ともKokoneをよろしくお願いします!
もっとご利用頂いてもっとヒーヒー言わせてください!!
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