ラーメン屋で学ぶ Git 講座:はじめてのバージョン管理
🍜 ラーメン屋で学ぶ Git 講座:はじめてのバージョン管理
Git やバージョン管理の話は、抽象的でとっつきにくいと思っていませんか?
ちなみに、私は何度も挫折しましたが、今回、身近な「ラーメン屋」で例えてみました。
意外と自分でもGit活用の整理ができた気がします。
🧂Git用語とラーメン屋
Git用語 | ラーメン屋に例えると |
---|---|
Working Directory | キッチンで実際にラーメンを作ってる場所 |
Stage(ステージ) | 材料をテーブルに並べた状態(使うかもと思った材料) |
Commit(コミット) | 今日のラーメンの味をレシピとして記録すること |
Branch(ブランチ) | 新しい味に挑戦する別の厨房(分家・支店) |
Merge(マージ) | 支店のうまいラーメンを本店メニューに取り入れること |
Log(ログ) | 今までのラーメンの味の記録帳 |
🍳 ステージとは?
ステージ = 材料をテーブルに並べる
ラーメン屋の大将が、新メニューを開発中だとしましょう。
- 今日はニンニクを多めに入れようかな?
- チャーシューに七味をふってみようかな?
その材料を並べる(でもまだ料理してない)段階が ステージ。
git add 材料
とすると、「この材料使うよ」と Git に伝えてることになります。
📝 コミットとは?
コミット = 材料で実際に料理してみて、うまかったらレシピを保存!
テーブルに並べた材料で試作ラーメンを作ってみた。味もバッチリ。
「これはいい!今日の味は記録しておこう!」
ということで、
git commit -m "にんにく増しの神ラーメン"
とすると、その時点のレシピが保存されます。
🌱 ブランチとは?
ブランチ = 支店を作って別の味に挑戦!
ある日、弟子がこう言いました:
「店主、味噌ラーメン作ってみたいです!」
よし、それなら別の厨房(=ブランチ)で試してみろ!
git branch miso
味噌ラーメン専門のブランチを作りました。
git checkout miso
これで、新しい厨房でラーメン開発スタート!
🔁 マージとは?
マージ = 支店の成功メニューを本店に取り入れる!
支店の「味噌ラーメン」、大人気に!
「こりゃあ本店でも出すべきだな…」
ということで、本店に取り入れる=マージします:
git checkout main
git merge miso
本店メニューに味噌ラーメンが加わりました🎉
📚 ログ(log)とは?
ログ = 今までのラーメン開発のレシピ履歴帳
git log
とすると:
- にんにく増しの神ラーメン
- チャーシュートッピング追加
- 味噌ラーメン開発開始
- …
など、今までのコミット(レシピ)の履歴が全部見れます。
🤔 まとめ:Gitはラーメン屋で説明可能
Gitを学ぶというのは、単に「履歴を管理するツール」ではなく、
「アイデアの進化を記録して、自由に枝分かれさせて、戻って、統合する」仕組みを理解すること。
そして、ラーメン屋のように、
- 材料(ステージ)を選び、
- レシピ(コミット)を残し、
- 新しい味(ブランチ)に挑戦し、
- 成功したら(マージ)で戻す。
それこそが、Git の醍醐味なのです 🍜
プログラミングの世界をラーメン屋で例えたので
正確性は欠けるかもしれませんが、Gitを知らない人に説明する例えにはなるかと思います。
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