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ESP Homeのビルド高速化
概要
下記のビルド環境を改善した際のノート。
Home AssistantのESPHome Builder上でのビルドはかなり遅く、グラフィックライブラリを使用したものなどは5分以上かかる場合もある。ローカルビルド環境を構築してOTAを行うことで、ビルドからOTAまでが直ぐに実行出来るようになる。
ESPHomeのマニュアルインストール手順を参照する。
使用環境
- Ubuntu 24.04.1 LTS
- VS Code(Python Extentionがインストール済み)
- Home AssistantにESP32デバイスが登録済みで、Home Assistant上から更新(OTA)出来る状態。
ビルド環境構築手順
- VS CodeにESP Home Extentionを追加する。
https://marketplace.visualstudio.com/items?itemName=ESPHome.esphome-vscode - Command Pallete->Python select interpreterを選択肢、Create Virtual EnvironmentでVenvを作成。
- Terminal->New Termianlでターミナルを開く。
- pip3でesphomeをインストール。
$ pip3 install esphome
初回ビルド手順
Home Assistantに登録済みのデバイスを、ローカルビルドしてOTAする初回手順。
デバイスがHomeAssistantに未接続の場合はUSB書き込み、接続済みの場合はOTA書き込みを使用する。
- Home Assistant->ESPHome Builderから対象のデバイスのYAMLをダウンロード。VS Code上に移動する。
- VS Codeの同じフォルダ内にsecrets.yamlファイルを作成して、WiFi情報を記載する。
wifi_ssid: "xxxxx"
wifi_password: "xxxxx"
USB書き込み:デバイスがHomeAsststantに未接続の場合
- VSCodeのターミナルからデバイスオプションでポート名を指定して書き込みを実施する。
$ esphome run living.yaml --device /dev/ttyACM0
OTA書き込み:デバイスがHomeAsststantに接続済みの場合
- コマンドパレットからESP Home:Compile and upload OTAを実行する。
- 実行が完了すると、自動的にOTAが始まる。OTA後はTermianlに実行ログが出力される。
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