ライブ配信ハンドブックを公開しました
Enablement Groupの三木(miki)です。
普段は「Engineer Enabler」という肩書きで、ナレッジワークのエンジニアの認知獲得のための広報活動や、社内外におけるイベント運営などに従事しています。
ナレッジワークは、「Encraft」(エンクラフト)という技術勉強会を定期的に開催しているのですが、今回、Encraftにおけるライブ配信の手順をまとめたハンドブックを、Speakerdeckにて公開しました。
本記事では、その背景について記載します。
Encraftとは
Encraft(エンクラフト)は株式会社ナレッジワークが提供する、
- "Enablement":「できるようになる」
- "Craftsmanship":「こだわりを持って」
をテーマにした勉強会です。技術にこだわりを持つ人々が集まって互いに知見を交換し、できることを増やしていく場を提供します。過去のイベントの様子は以下からご覧いただけます。
2023年3月に第一回を開催し、基本的に毎月一回のペースで、毎回ナレッジワークの開発に関連した様々なテーマで開催しています。なるべく多くのゲストの方と知見を共有したいと考えており、基本的にはハイブリッド形式(オフライン+オンライン)で実施しています。2024年9月1日時点ですでに17回開催しており、これまでにオフラインでは約550名の方にご参加いただき、オンラインでは約2,500名の方にご視聴いただいています。
イベント終了後には、参加者にご回答いただいたアンケートの数に応じて、1件につき8ドルを任意のオープンソースコミュニティに寄付する「Triple-WINアンケート」を実施しており、エンジニアコミュニティへの積極的な貢献を行っています。(これまで寄付してきたオープンソースコミュニティの一覧はこちら)
過去の開催の様子
ライブ配信ハンドブック
以下よりご覧ください。
- 主な内容
- ハイブリッド配信における全体の流れ
- 基本構成や必要機材、構成図
- StreamYardやYouTube Liveの設定・操作方法
- トラブルシューティング
- etc.
なお、基本的にスイッチャーはATEM Mini Pro(およびATEM Software Control)、ライブ配信プラットフォームはStreamYard、配信先の動画サービスはYouTube Live および X(旧Twitter)の使用を前提とした手順となっています。
公開の背景・目的
ナレッジワークは、「できる喜びが巡る日々を届ける」というミッションのもと、企業活動を「仕事におけるイネーブルメント(能力向上や成果創出)」に焦点を当てて展開しています。
「イネーブルメントの実現」というテーマを、プロダクト開発を通してだけでなく、社内における文化の醸成や、社外における開発者リレーション活動においても、具体化していきたいと考えています。
社内では、業務手順を「ハンドブック」としてまとめ、直接その業務に従事する社員だけでなく、社内の誰もが参照して実行できる文化が根付いています。Encraftのようなイベントの運営も、ナレッジ・ノウハウを社内共有することで、特定のメンバーに依存することなく、安定して運用できる体制を目指しています。
イベント運営は、目的や規模感、会場の環境に応じてやるべきことが大きく異なるため、このハンドブックの手順が必ずしも正解ではありませんが、私たちのプラクティスを共有することで、ハイブリッド・オンライン形式でイベントを開催したいと考えている企業やコミュニティ運営者の方々の一助となればと思い、公開することにしました。
最後に
この記事の内容や、ハンドブックの内容に関心がある方、またご意見やご質問がある方は、ぜひ一度Encraftに足を運んでください。現在参加登録受付中のイベントはこちらよりご確認ください。
また、ナレッジワークでは、一緒に働くエンジニアを募集しています。ご興味のある方は、ぜひ以下のページよりポジションや開発組織の説明をご覧ください。カジュアル面談も受け付けています。
Special Thanks to: 上田 拓也 @tenntenn
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