株式会社ナレッジワークに入社しました
自己紹介
入社以来 4 年勤務していたラクスル株式会社を 2024 年 1 月末に退職し、3 月から株式会社ナレッジワークでソフトウェアエンジニアとして勤務しています。
ラクスル株式会社では、ネット印刷事業のバックエンドエンジニアとして、印刷発注基盤システムのリプレイスや、エンタープライズ向け EC/SaaS の開発に携わり、Web サービス開発経験の乏しい状態から多くの経験を積むことができました。在籍中に関わった全ての方々に感謝しています。引き続きよろしくお願いいたします。
この記事では、入社 3 ヶ月目を迎えた筆者の視点からのナレッジワークのご紹介と、入社の決め手、入社後の印象について書きたいと思います。
ナレッジワークとは
セールスイネーブルメントクラウド「ナレッジワーク」の開発を行っている企業です。現在はセールスメンバー向けの資料共有・商談準備ツールとして、エンタープライズ企業を中心に多くのお客様にご利用いただいています。
「できる喜びが巡る日々を届ける」をミッションに、労働の質そのものを高めるプロダクトを開発していく予定です。
ミッションの背景にある「イネーブルメント=できないことをできるようにする」という概念の重視は、能力の幅と深さの広がりが、業務における楽しさとやり甲斐に繋がるというエンジニアとしての業務経験からも共感できるものでした。
また、セールスイネーブルメントという分野自体が国内では事例の少ないプロダクトであり、自社のプロダクト開発が新たな市場の開拓に直結する点も大きな魅力に感じています。
入社の決め手
新卒当時から就職活動で重視していたのは、Web 技術の浸透してない産業を対象としたプロダクト開発を通じて、労働にまつわるペインを解消することです。転職活動時にもそのモチベーションは変わらず、非効率な業務の圧縮といった B2B サービスを提供する企業を受けていました。
昨今の DX 文脈で多くの魅力的な企業がある中で、ナレッジワークが一際魅力的に感じた理由があります。それは、ナレッジワークの提供するイネーブルメントクラウドが、ユーザーの労働の質そのものの向上にアプローチできると感じた点です。
エンジニアのメンバーにはお馴染みの GitHub は、多くのエンジニア組織で業務の要となっており、「障害発生=業務終了のお知らせ」など(半ばジョーク、半ば本気で)言及されることがしばしばあります。そういった「ないと仕事にならない=ミッションクリティカルな道具」を作り上げ、さらに機能を磨き込んでいくことが可能だと感じたのがナレッジワークの最大の魅力です。
実際、リアルユーザーの声を全社メンバーに共有しながらプロダクト戦略について検討を進めるプロダクトシェアデイでは、ナレッジワークがお客様の中で新たな文化を作っている手応えが感じられる瞬間があり、自分たちの業務の延長線上で誰かの業務が変わっていくという確かな実感があります。
その他の理由としては以下のものが挙げられます。
- 技術的にハイレベルなエンジニアが揃っている
- オファーをいただいた当時、エンジニア組織は 30 名程度だったが、入社前に名前を知っているエンジニアが複数名いた
- さらにそのうち 2 人は書籍、発表資料を実際に読んだことがあり、少数精鋭ながら能力の密度の高さに驚いた
- 複数のプロダクトの開発が進行中であり、複雑性の高いプロダクト・それを支えるプラットフォームの両面の開発に携わる機会がある
- 2023 年 11 月のシリーズ B 45 億円資金調達を背景に、3 年で 10 以上のプロダクト開発を行うことが決まっている
- 単一のプロダクトのグロースにとどまらず、プロダクト基盤たるプラットフォームの展開からも経営を後押しできる経験を得られる環境は少ないと感じる
- 高い技術力に裏付けられたプロダクト志向を持つメンバーが多い
- B2B サービスの水準を遥かに超えたユーザー体験への強いこだわりと、それを支える高い技術力を持つメンバーが多く、ユーザーインターフェースに関連した特許も取得している
- B2B サービス開発においてビジネスロジックへの集中と UI/UX 向上の追求がトレードオフに感じていた筆者には、その両取りは驚きだった
入社後の印象
実際の入社後の印象については、大きく二点に分けてご紹介したいと思います。
「強くてニューゲーム」な環境
入社前に感じていたメンバーの優秀さについては、想像以上でした。
キャリアラダーを登り切り、キャリアの 2 周目、3 周目に入っているメンバーの薫陶を受けることができる環境です。具体的には Google Developer Experts や CTO 経験者、技術書籍執筆者、メガベンチャーのリードエンジニア、執行役員経験者、著名なサービスの PdM 経験者などが揃っており、優秀なメンバーと働くことを福利厚生だと感じる筆者にとっては理想的な環境です。
また、エンジニア以外の全ての役職でも高度な専門性を持ったメンバーが揃い、社内イベントや業務内外の交流を通じて、学びの機会が得られる点も魅力です。
名だたる企業で中心的な役割を担い、各企業ごと異なる成長フェーズで起きる組織・技術面の課題を既に経験してきたメンバーたちが、キャリアの 2 周目以降に出す答えを間近で見ることができることから、あたかも、レベルが高い状態で最初からゲームに挑戦できるかのような状態を目の当たりにしています。
プロダクト・プラットフォーム両面の思考
プロダクトとプラットフォーム展開の両面に携われる可能性があるのは入社前からも認識していましたが、その機会の多さも想像以上でした。
複数プロダクトの開発を支える目的で、プロダクト基盤の整備が進行しており、通常のプロダクト開発と並行して、アーキテクチャ検討やミドルウェア設計の議論も進んでいます。そうした議論には SRE や Platform Engineering を専門としていないプロダクト開発のエンジニアであっても、積極的に参加が求められ、日々のプロダクト開発の中にプラットフォーム観点の意思決定が求められることが多いです。エンジニアとしてプロダクト・プラットフォーム両面の思考を身につけたいと感じている筆者としては特に推したいポイントでもあります。
その背景として、メンバー個々が高い専門性を持っていることから一定分業が進んでいながらも、役割を越境することにも寛容な雰囲気があることがあると感じています。自分たちが開発しやすい環境は自分たちで作る = Build Your Company という標語が合言葉になっています。
社内外のイネーブルメントが本気
各メンバーが自身の持っているナレッジ(業務内外を問わない知識)を共有することが奨励される雰囲気が醸成されており、Biz/Eng/Corp といった役割を超えて日々ナレッジが共有されています。
実際、筆者も入社後に事業開発メンバーから事業計画の数値の背景を聞く機会や、セールス・CSメンバーのリアルな顧客事例を聞きながら今後のプロダクト展開について議論する機会がありました。また、社外から外部講師を招いてのセキュリティ勉強会なども開催され、中長期的なプロダクト開発に寄与するインプットの機会が多いです。
このような雰囲気の背景には、自社がイネーブルメントのモデルケースになるという経営陣の意思表明があり、これは入社前から耳にする機会がありました。実際、入社後にも社外に提供する価値(=イネーブルメント)を社内においても体現しようとしていると感じる機会が多く、行動規範として浸透している実感があります。
また、社内のみならず外部への発信も積極的に行なっており、エンジニア向け勉強会 Encraft では、毎月オンライン・オフライン合わせて 100 名以上が参加しています。新しいメンバーにも積極的に登壇機会を用意し、技術的知識を社会に還元することと、若手メンバーへの機会提供が両立されており、ユーザーや外部のコミュニティへのイネーブルメントが、自身の成長にも繋がるという好循環が生まれていると感じています。
終わりに
ナレッジワークは年次や役職を問わず、多くの方に自信を持ってオススメできる環境です。
シニアメンバーにとっては、セールスイネーブルメントという国内の新たな市場を開拓するという挑戦の機会があり、ジュニア・ミドルメンバーにとっては、彼らと日々背中合わせで働くことによる知識・技術の移転や、社内外へのアウトプットを通じた成長の機会提供があります。
エンジニアやその他の役職でも絶賛メンバー募集中ですので、興味のある方はぜひお気軽にカジュアル面談に参加してみてください。また、X (@38xxer)にて DM をいただければ担当者にお繋ぎしますので、気兼ねなくご連絡ください。
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