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Azure Communication ServicesのEメール機能を調べる
はじめに
Azure Communication Services を使い E メールを送る方法を調べます。
リソースについて
メールを送信するためには「通信サービス」、「メール通信サービス」、「メール通信サービス ドメイン」が必要。
通信サービス
- メール通信サービスを含む、通信サービス全体の親リソース的なもので、通信サービスを利用する際の認証周りを担当しているようだ。
- 通信サービスを利用する際のAPIキーが、このリソースから払い出しされる。
メール通信サービス
- メールに利用するドメインを管理するためのリソースで、通信サービスから関連付けして利用する。
- ドメインには、ボタンひとつで利用できるようになる「マネージドドメイン」と、独自ドメインを利用する「カスタムドメイン」がある。
メール通信サービス ドメイン
- メール通信サービスでドメインを設定すると自動で作成されるみたい。自動で作成されるので、あまり意識しなくてよさそう。
費用について
Azure Communication Services のメールの価格
これを調べている時点(2024/10/25)では以下の通り。
- 1 通あたり $0.00025
- 1 MB あたり $0.00012
メール数と、データ量で費用が決まるようだ。
参考までに類似サービスの費用
構築
- 通信サービスとメール通信サービスのリソースをそれぞれ作成する
- メール通信サービスでドメインを追加する
- 通信サービスで、メール通信サービスを関連付けする
- 通信サービスで、APIキーを取得する
機能について
メール送信
- SDK や REST API を使ってメールを送信する。
- 通信サービスの メニュー[メール]>[メールを試す] から、テストメールを送信できる。
マネージド抑制リスト
抑制リスト キャッシュは、Azure Communication Services を介して送信されるすべてのメールでハード バウンスが発生したメール アドレスを追跡します。 指定されたエラー コードのいずれかでメール配信に失敗した場合は、必ず電子メール アドレスが社内のマネージド抑制リストに追加されます。このリストは Azure プラットフォーム全体にまたがり、グローバルに管理されます。
電子メール アドレスは、最大 14 日間、マネージド抑制リストに残る可能性があります。
バウンスリスト(サプレッションリスト)はグローバル管理で、同じメールアドレスがハードバウンスされるごとに段階的に延長され、最大で14日間記録されるらしい。
ログ
- 通信サービスにて、診断設定が可能。Eメール関連のログの種類は以下の通り。
- Email Service Send Mail Logs
- Email Service Delivery Status Update Logs
- Email Service User Engagement Logs
クォータについて
デフォルトのクォータが 60 分で 100 通と低いので、計画的にウォームアップが必要な印象。
ほか
SendGridやAmazon SESにある、メールテンプレートや専用IPアドレスはないみたい?